こんにちは、アキラ(@akirakaigai_com)です。
「今度本帰国する〇〇君の代わりにアメリカへ駐在して欲しい」
当時の上司からこう言われ、私は海外駐在員としてアメリカに赴任しました。そして気が付けば12年もの間、アメリカで暮らすことになりました。
12年もアメリカで暮らすと良かったことや悪かったこと、辛いことや楽しかったことなど様々な経験が出来ます。
そして通常であればこれら「海外駐在員しか体験できないことや知らない経験」は、自分自身で失敗しながら学んだり、歴代の駐在者から貴重な情報として受け継がれます。
しかしもし誰かがネットに海外駐在員が知っておくと便利な情報について、初めから終わり(赴任準備から本帰国後)まで詳細に、分かりやすくまとめてくれれば今後海外駐在される方に参考になるはずです。
そこで今回日々の激務で忙しい会社員の方に代わり、2019年からセミリタイア生活を始めて少し時間が出来た私が、12年のアメリカ駐在員生活の経験を基にブログで情報を発信することにしました。
具体的にはこの記事を読むことで、下記の4つのタイミングでそれぞれやるべきことや、知っておくとオトクなことについて分かります。
・海外駐在員がアメリカで暮らす:赴任前
・海外駐在員がアメリカで暮らす:赴任後
・海外駐在員がアメリカで暮らす:帰国前
・海外駐在員がアメリカで暮らす:就活時
これからアメリカ駐在員として赴任する方、すでに赴任している方、またはアメリカ駐在員として海外で暮らすことに興味がある方に向けた記事です。
アメリカ駐在員の全てをまとめていますので、かなりボリュームになりますがご了承ください。
それでは早速始めましょう!
今回は私が私の実体験を基に、アメリカで暮らすことを前提にお話しします。
海外駐在員がアメリカで暮らす:赴任前にやること
まず会社からアメリカ駐在員として赴任して欲しいと言われたら、その要請を受けるのかを検討&決断し、また受けた場合には赴任する準備が必要です。
具体的に確認したり知っておくと有利な項目を下記にまとめましたので、各々の記事を参照しご活用下さい。
アメリカで暮らす準備:「独身者及び既婚者」編
アメリカ駐在を受け入れるのか決める際、海外駐在員としてアメリカで暮らすとどんなメリットやデメリットがあるのか分からないと決められないでしょう。
そしてそもそも自分は向いているのか、実は断るべきではないか…。
駐在員になってアメリカ暮らしをするのか
アメリカで暮らすうえで、不安に思える点は多々あります。
よって下記の記事を参照し、本当に自分が本気でアメリカで生活するのか決断しましょう。
・【アメリカ駐在員歴12年】海外駐在するメリットとデメリット
・【体験談】海外駐在員は大変?家族との海外赴任や転勤を断るべき人
アメリカ暮らしの生活費
また実際にアメリカで暮らすと決めた場合、実際の生活費についても気になるでしょう。
日本より割高なのか割安なのか、もしくは同じくらいなのか。
アメリカの実際の生活費については、私が駐在していた時の実例をまとめましたので、下記の記事を参照してイメージを掴んで下さい。
・【徹底解説】アメリカ駐在の生活費:「住宅と電気・ガス・水道」編
・【徹底解説】アメリカ駐在の生活費:「食費や外食、遊興費」編
・【徹底解説】アメリカ駐在の生活費:「携帯やネットケーブルTV」編
アメリカ暮らしに必要な英語力
そしてアメリカで暮らすとなれば、言葉の問題も気になると思います。
アメリカで暮らすなんて自分には無理じゃないか・・・。海外でアメリカ人と一緒に英語で仕事するなんて絶対ムリ・・・。
結論からお話すると、英語力ゼロの人でも2年前後すれば、日本でずっと住んでいる方より数段上の英会話が可能になるでしょう。具体的には
・仕事も
・買物も
・旅行も
一通り楽しめるレベルになる方が多いです。
そしてもしアメリカ赴任前に自主的に英語に慣れておけば、2年前後もかからずに赴任後半年前後で、仕事も買い物も旅行も対応出来る英語力が身につき始めます。
下記の記事を参照し、海外赴任する前に努力するのか、赴任後に苦労して英語力を身に付けるのか決めましょう。
私としては赴任したら仕事が忙しくなるので、アメリカに行く前に英語に慣れておくべきだと思います。
・【海外生活15年で判明】海外赴任前に身につけるべき英語力とは
アメリカで暮らしながら資産運用
アメリカ駐在員として赴任すると、アメリカ国内に自分が住む住所が出来、収入も発生します。
これは別に特別なことではありませんが、もしアメリカで資産運用を始めるなら、この事が大きなメリットに変わります。
アメリカには日本に住んでいると加入出来ない、オトクな資産運用向けの商品(投資、生命保険、個人年金等)がいくつもあります。
私自身これらの商品を購入して資産を増やし、45歳を目前に会社を早期退職してセミリタイア生活を始めることが出来ました。
早期リタイアやアーリーリタイアを目指すのかは別にして、自分の資産を効率的に増やす可能性が大きくなるので、アメリカで資産運用をすることはおススメです。
詳細については下記の記事を参照下さい。日本人のエージェントさんも紹介していますので、日本語で商品の説明から購入まで問題ありません。
・アメリカ駐在員が海外で資産運用!?オトクな理由と具体的な方法
・海外の資産運用商品は怪しい?初心者におススメ!後悔しない選び方
海外駐在員がアメリカで働く際の注意点
海外では日本で働いていた時以上に、ハラスメントについて気をつける必要があります。
日本ではパワハラやセクハラが有名ですが、それ以外にも年齢や人種などの差別についても注意しましょう。
下記の記事に「注意すべき点と絶対にやってはいけないこと」をまとめましたので、現地で訴えられない為にご一読ください。
・パワハラやセクハラには要注意!アメリカ駐在員向けハラスメント講座
アメリカで暮らす駐在員の方へのお土産
海外へ赴任する前に必ず用意しなければいけないものの1つに、すでに赴任している駐在員の方々へのお土産があります。
自分や家族が新人駐在員として赴任すれば、先輩駐在員の方々からアメリカで暮らす際に便利な情報教えてもらったり、おススメの店やレストランなどを教えてもらうでしょう。
だからという訳ではありませんが、やはり始めが肝心ですので出来るだけ喜ばれ、しかもそれほど大きくなく重くも無いお土産を用意しましょう。
・海外アメリカ駐在員へのお土産6選:15年もらう側だったから分かる
アメリカで快適に暮らす為の準備
そして自分自身がアメリカで快適に暮らす準備も必要です。
アメリカは大きな国ですので大抵のものは手に入りますが、それでも日本特有のものは売っていなかったり、買えるとしても値段が高かったりすることは多々あります。
よって事前に日本で準備しておいた方が良いものについては、下記の記事を参考にして赴任する際に持って行きましょう。
アメリカで暮らす準備:「独身者」編
海外駐在員としてアメリカで働きながら暮らす場合、上記の「独身者及び既婚者編」でお話ししたこと以外にも気をつけたいのは現地の方との恋愛事情です。
海外駐在員として赴任していると、日本で暮らしている場合と違って気をつけないと後々訴えられたりする可能性もゼロではありません。
独身の方が現地でお付き合いをされる前に知っておくべきことを、下記の記事にまとめましたので参照下さい。
・海外駐在員の出会いについて:注意点や相手を探す為のおすすめサイト
・海外駐在員の恋愛事情:外国人や日本人と現地で付き合う際の注意点
アメリカで暮らす準備:「既婚者」編
既婚者の方はもし会社からのアメリカ駐在要請を受け入れると決めたら、次に決めなければいけないのは家族も一緒に海外で暮らすのかという事です。
私自身12年のアメリカ駐在生活は家族と一緒でした。
そして結果的には家族と一緒に赴任して良かったと思えるメリットが多かったのですが、それでもデメリットがゼロという訳では決してありません。
下記記事では我が子供達に直接聞いて分かった、子供の視点から見たアメリカ生活の感想や、家族と一緒に赴任すべきかについてまとめてありますので参照下さい。
・アメリカ駐在とフィリピン生活15年:子供の可能性を広げる海外生活
・子供から見たアメリカ生活:親と一緒に海外駐在して良かった?
・海外駐在に家族は帯同するべきか?【アメリカ駐在歴12年の結論】
海外駐在員がアメリカで暮らす:赴任後にやること
この記事を読んで頂き、上記でお話しした項目について事前に準備や検討をされている場合、海外駐在員としてアメリカで暮らし始めても特に忙しくバタバタすることは少ないでしょう。
後は目先の仕事と休日のプライベートに全力を注ぐだけです!
アメリカで暮らすと、日本では当たり前だったことが難しくなります。
・買物
・携帯の契約
・レストランで外食
・旅行やスポーツ観戦
何をするにもどこに行くにも英語が必要ですし、やり方や習慣などアメリカ人にとって当たり前のことも分かりません。
よってまずは下記の記事から、自分に必要な項目をチェックして情報収集して下さい。
きっとお役に立つものが、いくつかはあるはずです。
・アメリカAmazon USAで買うべきお勧め家電やガジェットは?
・【体験談】アメリカの日本食レストラン:実力とメニューを徹底解説
・【体験談】アメリカの日本食レストラン:価格と味について徹底解説
・駐在歴12年:アメリカ駐在中におススメの旅行や観戦先について
・【体験談】アメリカ駐在中におススメの旅行や観戦:必要な費用と日数
海外駐在員がアメリカで暮らす:帰国前にやること
海外駐在員として赴任すれば、いつかは日本に帰る(本帰国する)日が来ます。
それは多くの会社では3年から5年の場合が多く、中には私の様に2回駐在する(1回目は8年強で2回目は3年強=合計12年)場合もあるでしょう。
海外駐在員がアメリカで長期間暮らすデメリット
これだけ長く海外駐在員として働いていると、マンネリ化してダラダラと働いてしまいがちです。少なくとも私はそうでした・・・。
そんな私の失敗や反省を下記の記事にまとめました。私のような失敗をしたくない方は、是非ご一読下さい。
・アメリカ駐在員12年で判明:海外駐在2回目や長い人が注意すること
アメリカで暮らした駐在員だけのメリット
アメリカ駐在員経験がある人だけが持っている特権。それは・・・
転職してもっと良い給与や生活環境を手に入れる
です。
日本への本帰国が決まれば、もちろん嬉しい気持ちもあるかもしれませんが、同時に「もっと海外で働いていたかった」と思う方も少なくありません。
私が12年間アメリカ駐在員だった頃は、日本に本帰国した駐在員を多く見てきました。
そして半分以上の方が、どちらかと言えば帰りたくないと言っていたことが今でも印象に残っています。
またアメリカ駐在員として赴任すると、(会社にもよりますが)給与や手当が著しく増えることが多いですが、本帰国するとこのメリットが無くなるので収入が激減します。
40代でアーリーリタイア出来た裏技:アメリカ駐在員の給与大公開!
通常本帰国が決まると半年ほど前に会社から言われることが多いので
・このまま同じ会社で働き続けるのか
・より良い給与や待遇、勤務地を探すのか
決めましょう。
ここで重要なのはより良い給与や待遇、アメリカに住み続けられる会社を求人を探しても、
気に入らなければそのまま今の会社で働き続けられる
点です。
誰も我々が転職活動していることは分かりませんし、しかもプロの転職エージェントに頼めば情報量も多くしかも無料です。
今の会社に定年まで絶対に居続けたいという方は別ですが、より良い給与や手当、待遇や勤務地を手に入れたければ、転職活動をしない理由が私には見つかりません。
下記に転職関係の記事をまとめましたので、自分や家族の明るい未来のために検討することを私はおススメします。
・海外駐在経験者はエリート?最高の環境を手に入れるには転職なの?
・海外駐在帰りの転職はサムライジョブ!活用すべき理由と登録方法
もちろん私も転職活動経験者です!
海外駐在員がアメリカで暮らす:就活時にやること
ここまでは海外駐在員の方に向けた記事ですが、ここからはこれからアメリカ駐在員を目指して活動される方に向けた記事をまとめました。
アメリカ駐在員になると下記の様なメリットがあり、自分や家族に貴重な体験をさせられます。
・給与や手当が増え
・オトクな資産運用商品を活用出来
・貯金額を効率的に増やせ
・英語力も身につき
・国際感覚も身につき
・オトクな個人年金にも加入出来
・オトクな生命保険にも加入出来
・気軽にアメリカ旅行出来る
もちろん仕事で責任感を求められ、日本との時差もあるので勤務時間が長くなりがちといったデメリットもありますが、それでもメリットの方が多いと私は思います。
いろいろと大変ですがメリットが大きい海外アメリカ駐在員、一度真剣に目指すと人生変わるのでおススメです。
・海外赴任に選ばれる人とは?海外転勤したいが出来る会社か調べる方法
・【体験談】海外駐在員へ転職!アメリカ駐在になる為の方法や求人条件
・海外へ転職してアメリカ駐在員に!おススメ専門求人サイト3選
・【海外就職に必要な英語力】中小企業の海外駐在員なら心配無用な訳
・アメリカ駐在員と現地採用の比較:結局目指すべきはどちらか?
海外駐在員は「高額の給与をもらいながら自分自身が成長できる」おススメの職業です。
この記事が「アメリカで暮らしながら効率的な試算運用」を行い、「明るい未来に向かって具体的な準備や行動をする為の1つの例」として、皆さんのお役に立てれば幸いです。
ご清聴ありがとうございました(^^)/
私がセミリタイア生活する為に行った準備や行動、必要だったお金やその他詳細については、まとめ記事【実践済】徹底解説!独身や既婚者が家族とセミリタイア生活する方法をご覧下さい。
https://akirakaigai.com/early-retirement-realistic/
私がアメリカ駐在員生活で実際に行った、具体的な資産運用の方法(日本語で自分に合った商品の見つけ方や購入方法等)については、まとめ記事セミリタイアする為の投資について:結局具体的に何をすれば良いの?を参照下さい。