こんにちは、アキラ(@akirakaigai_com)です。
先日の記事【海外生活15年で判明】海外赴任前に身につけるべき英語力とはで、海外駐在員が赴任する前までに身に付けるべき、本当の英語力についてお話ししました。
詳細については上記の記事を参照頂きたいと思いますが、概要をお話しすると
・文法や単語を覚えるよりも
・外国人と英会話する度胸と
・異国人にビビらない
「心」や「勇気」を、まずは身に付けましょうという内容でした。
そして今回は私のアメリカ駐在歴12年の経験で分かった、実際に海外赴任してから本当に必要な海外駐在員の英語力についてお話しします。
具体的にはこの記事を読むことで、下記の3点について分かります。
・海外赴任後の駐在員に必要な英語力とは
・海外赴任後の駐在員が実践で学ぶ英語力
・海外赴任後の駐在員は50点の英語力から
それでは早速始めましょう!
海外赴任後の海外駐在員に必要な英語力:種類と学習法

海外駐在員としてアメリカなどに赴任して生活するには、大きく分けて2つの英語力が必要です。
・普段の生活で使う日常英語力
・会社で仕事をする為の英語力
そしてよほどの専門職(弁護士や会計士、薬剤師等)でない限り、「会社で仕事をする為の英語」は仕事をしていく中で磨かれ、スキルアップしながら半ば強制的に身につきます。
よって海外駐在する(している)方で日常英会話に不安がある方は、まずはお父さんもお母さんも子供達も、家族全員日常会話の英語力を優先して学習しましょう。
海外で暮らしていれば、英語力を無料で鍛える環境は身近にあります。
海外生活15年で判明:これで解決!海外移住で困らない英語学習法
上記の記事にある方法で英語力を身に付けても良いですし、出来るだけ早く効率よく英語が話せるようになりたいのであれば、初めのうちだけでも有料のオンライン英語教室を活用するのもアリです。
有料の英語力アップ方法は英語出来ない海外赴任者向け英会話スクール【海外生活16年で判明】を参照下さい。
私が下記のオンライン英語教室を選んだ理由は、上記の記事にも書きましたが
・複数回の無料レッスンがある
・無料レッスン後にしつこい勧誘が無い
・先生が英語しか話せない
・生徒からの評価が高い
・好きな場所から受講可能
です。
おすすめオンライン英会話学習サイト
1)DMM英会話
初心者向け日常会話学習候補その1
2)レアジョブ英会話
初心者向け日常会話学習候補その2
3)ネイティブキャンプ
とにかく空いた時間で猛特訓!
4)クラウティ
1日1回のレッスンを家族でシェア
5)EFイングリッシュライブ
中級者向けグループレッスン有り
英語出来ない海外赴任者向け英会話スクール【海外生活16年で判明】

海外赴任後の駐在員向け:英語力の学び方「日常会話編」
海外赴任後の駐在員やその家族は、まずは日常で使う英語力を出来るだけ短期集中で身につける事に全力をそそぎましょう。
日常英会話をマスターする期間
期間は個人差もありますが、目安としておおよそ3ヶ月前後でアップし、意思疎通出来るようになります。
始めの数か月で
・相手の言うことがなんとなく分かる
・相手が話すことがなんとなく分かる
・自分が言いたいことを相手に伝えられる
ようになり、あとは年数を重ねて現地(海外)で英語力の精度を上げるだけです。
日常英会話は「習うより慣れよ」改め「習って慣れよ」
海外駐在向けの英語力をつけたい場合、TOEFLやTOEICなどのテストではありませんので、誤解を恐れずに言えば英語は通じればOKです。
そして「通じればOKの英語力」は、下記の2つだけ行えば(個人差にもよりますが)半年前後で身につきます。
それは
・とにかく英語で人と話す機会を作る
・とにかく基本的な英単語を覚える
です。
日常英会話力UPは英語で人と話す時間と比例
まずは異国人と出来るだけ多く、英会話をしましょう。
始めは英語で話すことが下手だったり恥ずかしかったり、話しても伝わらないので嫌になるでしょう。
一生懸命話しても相手に「はー?」とか言われると心が折れます(笑)
そして自然と話す声が小さくなってしまうかもしれません。
・・・あきらめて下さい。みんな初めは同じです。もちろん私もつらかったです。
話す力やリスニング力を手に入れ、グローバルな世界に一刻も早く溶け込みましょう。
おすすめの学習方法は2つです。
・現地のアメリカで出来る学習方法
・オンライン英会話での学習方法
どちらも海外駐在される方向けの内容で、基本無料でトライできるものばかりですので、お試しください。
とにかく英語で話す場数(ばかず)を増やすしかありません。まさしく「習って慣れよ」です。
※現地のアメリカで出来る学習方法
海外生活15年で判明:これで解決!海外移住で困らない英語学習法

※オンライン英会話でどこでも出来る学習方法はこちら
英語出来ない海外赴任者向け英会話スクール【海外生活16年で判明】

英単語学習は英語力を上げる効率的な方法
つたない英語で相手に自分の言いたいことを伝える際、英単語をたくさん知っていればその分ラクが出来るのでおススメです!
もちろん「とにかく英語で人と話す時間を作る」ほうが大切ですが、人間たまにはラクをしないと心が折れることもあるので、自分が海外駐在生活でラクをする為に、私は英単語を覚えることもおススメします。
例えばスーパーで探し物をしているとき、その単語を知っていればすぐに店員さんに伝え解決です。
ネギ(わけぎ)が欲しい場合
Do you have green onion?
ホッチキスが欲しい場合
Do you have stapler?
と(かっこよく?)店員さんに聞いてももちろん良いですし
ネギ(わけぎ)が欲しい Green onion?
ホッチキスが欲しい Stapler?
と、単語だけ言っても通じます。
現在は携帯が普及していますので、英単語を覚えなくともその都度携帯などで調べるという手もありますが、相手と話しているときは、調べる=相手を待たせるとなり、その場が悪い雰囲気になってしまいます。
よって必要な英単語がその場でパッと出てくるように「覚える努力」をしましょう。
海外赴任後の駐在員向け:英語力の学び方「仕事編」
この記事の初めの方で
・会社で仕事をする為の英語
・仕事をしていく中で
・強制的に覚えます
とお話ししました。
しかし上記のようなことを書くと、特にこれから海外駐在員として実際外国人と働く方には、信じてもらえないことが多々あります。
・実際赴任して仕事が始まったら
・英語を使って日々の業務や会議があるので
・日常会話なんて勉強している時間など無い
確かにこの考えはサラリーマンとして、正しいのかもしれません。
意欲が高く向上心があり、会社に貢献しようと前向きな姿勢です。
英会話初心者の理想と現実
しかし私は今まで100人以上海外で外国人と働く日本人を見てきましたが、今までの人生で英語に関わってこなかった方は、私の知る限り理想と現実のギャップに悩むことになります。
・現地人の言っていることが理解出来ない
・現地人が何をしているのか理解出来ない
・会議に出ても何も全く理解出来ない
海外赴任直後の数か月は準備運動期間
始めの数か月は、全く仕事になりません。
出来ることは日本人の先輩駐在員や、日本の親会社からきた仕事を日本語を使ってこなすだけです。
当たり前ですがこれは誰が悪いという訳でもありません。
そもそも今まで英語が喋れなかった人が、日本で例えば半年前後英会話を勉強して来たから赴任直後からバリバリ仕事が出来る!・・・少なくともそんな人、私は12年間の海外駐在員生活で見たことがありません(笑)。
海外赴任後の海外駐在員は実践で英語力を身に付けよう

ここでは海外赴任後の駐在員が、仕事をしながらどの様に英語力を高めていくかについてお話しします。
これは私がアメリカ駐在員として、海外赴任していた時の体験談(実例)です。
海外赴任後の海外駐在員が仕事中に学ぶ英語力の実例
例えば製造業で働いている方で、
「今日は現場の在庫を数えよう。理論在庫が100個だから、実在庫も100個あるはずだ」
という仕事をする場合、英語が苦手な方は
Let’s go!
と言って現地のアメリカ人担当と現場に行き、自分も一緒に数えれば基本OKです
この際注意することは、自分も一緒にやる(数える)という事です
そして数えた結果を、データ上の理論在庫の画面を印刷した(もしくは携帯で写メを撮った)ものと一緒に見比べ、合っていれば
Good!
大きく違うようであれば
Not Good!!
と言えば100%通じます。
専門用語なんていりません。
始めは「人間対人間」目と心で会話、言葉はその次
そしてしばらくこのようなやり取りを現地のアメリカ人としていると、彼らの使っている英単語を聞いているうちに自然と英語力が上がります。
始めは在庫が合わない理由を説明されても理解できませんが、そのうち何となく相手が何を言おうとしているのか分かるようになります。
・数えることは英語でCount
・在庫は英語でInventory
・実在庫は英語でActual inventory
・理論在庫は英語でTheoretical inventory
という専門用語も、自然(強制的)に分かってきます。
海外赴任後の海外駐在員が私生活で学ぶ英語力の実例
例えば風邪をひいて病院に行ったとしましょう。
お医者さんに伝えたいことは下記の通りです。
・熱があっておなかもいたい
・もしかしたらインフルエンザかも
・薬が欲しい
・もし必要なら抗生物質も欲しい
この様な場合、それなりの英語でドクター(医師)に
I have fever and I also have stomach ache. It can be flu instead of catching cold. I do need medicine and I also need antibiotics if necessary, please.
と伝えても良いですし、ジェスチャーを交えて英単語だけで
(困った顔をして)Cold!
(苦しそうな顔で手をおでこに)Fever!
(おなかに手をあて)Stomach ache!
(問いかけるような顔で)Flu?
(物欲しげな顔で)Medicine!
(問いかけるような顔で)Antibiotics?
(最後にありったけの笑顔で)Please!
でも伝わるでしょう。
海外赴任後の海外駐在員はまず50点の英語力から
海外駐在員として赴任すれば、たとえゼロからのスタートだったとしても、必要な英語力は皆さん実践で苦労しながら上達します。
よって初めの半年間は100点ではなく、まずは50点を目指す気持ちで暮らしましょう。
英語力がほぼ無い海外駐在員が海外赴任後にラクする方法
もし海外赴任先で苦労する回数を出来るだけ減らしたいなら、日本にいる間に最低限の英語力を身に付ける努力を行いましょう。
最低限の準備とは
・外国人に慣れ
・英語で話すことにビクビクせず
・英語で話しかけられても大丈夫な
心や勇気を身に付けることです。
英語出来ない海外赴任者向け英会話スクール【海外生活16年で判明】
初心者向け日常会話学習候補その1
2)レアジョブ英会話

初心者向け日常会話学習候補その2
3)ネイティブキャンプ
とにかく空いた時間で猛特訓!
4)クラウティ

1日1回のレッスンを家族でシェア
5)EFイングリッシュライブ
中級者向けグループレッスン有り

もし日本で【海外生活15年で判明】海外赴任前に身につけるべき英語力とはでお話しした様な
異国人と英語で話す練習
をしていれば、現地に行ってから苦労が格段に少なくなります。
細かい英語力は気にせずに楽しい海外駐在員生活を!
100%正しい文法でなくても良いので、いかに自分の言いたいことを相手に伝えるのか。
これは駐在生活で外国に住むのであれば避けて通れませんので、今のうちに練習して慣れておきましょう。
数をこなしていかにたくさん英会話を人とするか、実践を数多く積むことが「相手に通じればよい英語力」を身に着けるうえで勝負となります。
例えば、
私に会いに来てください。
Please come to see me.
が、
Please come at see me
Please come of see me
Please come in see me
でも、まず間違いなく通じるでしょう。
極端な例ですが「toでもatでもofでもinでも」、正しくても間違っていても会いに来てくれます(笑)。テストでは0点ですが・・・。
ご清聴ありがとうございました(^^)/