こんにちは、アキラ(@akirakaigai_com)です。
既婚者子連れがアメリカなどの海外に住むと決まれば、まず心配になるのは子供のことではないでしょうか。
我が家もアメリカやフィリピンに海外駐在する際は、子供が新しい生活や学校に馴染めるか不安で仕方ありませんでした・・・。
おかげさまで我が家の子供達(当時は小中学生と幼稚園)は大きな問題も無く学校に通ってくれていますが、直接本人に話を聞いてみるとやはり子供なりの不安や苦労もあったようです。
そこで今回は我が子2名に直接聞いた、子供達から見たアメリカ生活のメリットとデメリットについてお話しします。
今後家族でアメリカでなどの海外駐在や、海外移住を検討されている方へ、少しでも参考になる情報の1つになれば幸いです。
具体的にはこの記事を読むことで、下記の2つについて分かります。
・子供目線のアメリカ:海外生活はどうか?
・子供目線のアメリカ:メリットデメリット
・子供目線のアメリカ:結局海外生活はどう?
それでは早速始めましょう!
目次/Contents
子供目線のアメリカ:海外生活はどうか?

今回実際に我が子2名(中学生と幼稚園)に確認したところ、アメリカでの海外生活はメリットの方が断然多かったようです。
我が家も会社からアメリカ駐在の話を聞いた当初、「子供達は貴重な体験や国際的な感覚を身に着けられるので良い経験だ」などと思い、「将来の可能性を広げる意味でも間違いなくプラス」になると勝手に思っていました。
それは親の一方的な思いでしたが、少なくとも我が家の場合は良い経験になったようです。
子供目線のアメリカ:メリットデメリットについて

我が子2人(小中学生と幼稚園生)が感じた、メリットとデメリットは下記の通りです。
子供から見たアメリカ:海外生活のメリット
まずは良い点から。
夏休みが長い
これはアメリカあるあるですが、基本学校の夏休みは日本と比べても長く、2か月以上あるところも結構あります。ちなみに夏休みの宿題もありません。
ちなみにこの夏休み期間についてはアメリカの中でも議論されているようで、これでも短くなってきた方です(笑)。
私は高校生の時(30年ほど前です・・・)に、駐在員の子供としてアメリカで生活していましたが、その時の夏休みが3か月ほどあり、母親が嘆いていたのを今でも覚えています。
宿題が少ない
これは学校によっても違うかもしれませんが、私の子供が通っていた学校は、日本の学校と比べ宿題が少なかったようです。
子供にとっては良いのでしょうが、親にとっては学習量が足りているのか心配かもしれません。
ただ実際は、毎週土曜日に通っていた日本人補習校からも宿題が出ましたので、それらを合わせると結構な量になっていました。
またどうしても学習量を増やしたい場合は、別途家庭教師をつけて勉強したり、最近であれば塾のようなイメージで、通信教育をインターネット上で行っている駐在員のお子さんもいました。
通学が楽
アメリカは大きな国ですので、よほど家が学校の近くでない限り通学は徒歩ではありません。主にスクールバスと呼ばれる、黄色の大きなバスが家の近くまで来てくれ(送迎)、それに他の生徒と一緒に通学します。行きも帰りも一緒です。
また親の車で送り迎えしてもらう子供もいますし、高校生になると自分で車を運転して(州によっては16歳から免許取得が可能)通学する子供もいます。
学校でいじめ(イジリ)が少ない
これも学校によるかもしれませんが、日本の学校と比べ、ある生徒をからかうようなイジリ(いじめ)をほとんど見かけなかったようです。
これは私がアメリカの高校に行っていた時も、同じように感じました。
私が思うにアメリカの学校は厳しいので、いじめなどをしたら基本すぐに分かりやすい罰を受けます。それらは「停学」だったり、時には「退学」にもなります。
日本は「退学なんてさせたらこの生徒の未来が・・・」などの温情が加味されることがあるかもしれませんが、アメリカの学校は結構シビアです。
悪いことは悪い!ダメなものはダメ!です。
よって子供の態度や成績が悪いと、親が先生に結構な頻度で呼ばれます。
自分の部屋が持てる
通常アメリカの家は、日本より大きい場合が多いです。
そして家の大きさだけでなく部屋数も多くなれば、子供一人一人に専用の子供部屋が提供出来ます。我が家の子供達も専用の子供部屋を持っていました。
自分専用の部屋で自分の好きなものを飾り、その中で寝起き出来たことは大きなメリットだったようです。
アメリカのゲームやテレビアニメが面白い
我が家の子供たちは、決して英語が得意なわけではありませんでした。しかしアメリカのアニメ番組は、結構楽しんで見ていました。
人気のあるキャラクターに、ひかれたのかもしれません。
英語のゲームやアニメから、単語を覚えることも多々ありましたので、言語が英語であれば特に規制せずに遊ばせていました。
英語の教育番組のような役割をしてくれたと思います。
子供達が特に遊んでいたゲーム
Undertale
OFF by Mortis Ghost
子供達が特に遊んでいたゲーム
We bare bears
子供から見たアメリカ:海外生活のデメリット
そして次は悪い点です。
日本の友達と会えない
これが一番の問題点だったようです。
しかし実際はインターネット上で連絡を取っていたようですが・・・。
ちなみに私が学生だった30年前は、Eメールやツイッターとかありませんでしたので、基本手紙でした(笑)
日本食が恋しくなる
我が家は基本アメリカで住んでいた時も日本食を作って食べていましたが、それでも子供達としては日本食が恋しくなったようです。確かに外食する際、日本食レストランで食べたくても、我が家はアメリカの地方都市にすんでいた為、簡単には行けませんでした。
あとお菓子もやはり日本のものがおいしいらしく、当たり前ですがアメリカでは手に入る種類も少なかった為、不満だったようです。
ちなみに下記のお菓子は、アメリカのスーパー(ウォールマートやクローガー)で手に入ります。
・ポッキー(チョコとイチゴ)
・ハイチュウ
・ワサビ味の豆
・コアラのマーチ
・かっぱえびせん
日本で開催しているイベントに行けない
自分が好きなゲームのイベントが東京で開催されている!でもいけない・・・・このような事が何度かありました。
これも物理的な問題なので、我慢してもらうしかありませんでした。
子供目線のアメリカ:結局海外生活はどう?

子供達が最終的に出したアメリカでの海外移住生活は、「大変だがすぐに慣れる」というものでした。
もちろん始めは英語が分からず子供達もアメリカ生活に苦労しましたが、最低限の英語力を徐々に身につけ、結果嫌がることも比較的少なくアメリカの現地校に通ってくれました。日本にいればせずに済んだ苦労も多々あったと思いますが、それらを(強制的に)受け入れ、何とかしのいでくれたのでしょう。
今後子供たちがどのような将来を歩むか分かりませんが、きっとこれらの経験や苦労は、今後の人生のどこかで多少なり役立ってくれるのではと、ひそかに期待しています。
子供達がアメリカ海外生活で学ぶことが出来る、具体的な能力についてはアメリカ駐在とフィリピン生活15年:子供の可能性を広げる海外生活をご覧下さい。

ご清聴ありがとうございました(^^)/
またアメリカ生活を始める前に、必要最低限の英語力を身に付ける方法について知りたい方は、海外駐在する英語出来ない家族子供向け英会話スクール【移住歴16年】をご覧下さい。
