こんにちは。現在家族4人と海外移住しながら、セミリタイア生活中のアキラといいます!
早速ですがもし会社から「海外駐在員としてアメリカに海外赴任してほしい」と言われたら、皆さんはどう思いますか?
となりますか?
それとも
でしょうか?
しかし周りの同僚から話を聞くと、どうやら海外赴任生活は辛いとのこと。
今回は海外赴任すると本当に辛くなるのか、私のアメリカ駐在員歴12年で得た実例を踏まえてお話しします。
- 海外赴任すると辛いのか?
- 海外赴任するメリット
- 海外赴任するデメリット
海外赴任すると辛いって本当なの?
海外赴任して働いていると、やはり辛いと感じる時も多々あります。
しかし日本で働いていても、同じく辛いと感じることはあるはずです。
よって「海外赴任したせいで辛くなった!」ということにはならないでしょう。
しかし海外赴任すると日本で働いている時と比べて、今までの仕事内容や環境が激変するので辛さの種類も変わります。
実際に私が日本で働いていたときは
- 指示に従う日々
- 他部署との面倒な人間関係
- 変化の少ないつまらない日々
を辛いと感じる機会が多かったのですが、アメリカに海外赴任したら
- 指示に従う日々
↓
自分で考え行動 - 他部署との面倒な人間関係
↓
日本より圧倒的に少ない日本人 - 変化の少ないつまらない日々
↓
やったことのない業務の日々
となりました。
やはり海外駐在員として働いていると、周りに圧倒的に日本人が少ない為か、自分で物事を考えて対応することが増えます。
海外赴任は辛い?アメリカ駐在員になるメリット
詳細はこれから説明しますが、私の場合はアメリカ駐在員として海外赴任しましたが、デメリットよりメリットの方が多くトクでした。
私は20年の会社員生活のうち、約12年ほどが海外駐在員としてのアメリカ勤務でした。
そんなアメリカ海外駐在が長かった私ですが、実際どちらの生活がおすすめかというと…断然アメリカです。
海外駐在員として親会社に貢献しつつ、自分の資産を有効的に運用しながら、また無料で子供を国際的な環境で教育できる海外生活は大変おススメです。
私は海外赴任先のアメリカで資産運用を始めたおかげで、現在フィリピンの地方都市ドゥマゲッティ(ドゥマゲテ)でセミリタイア生活を送っています。
例えばアメリカにはいろいろな国の人種が集まってきます。
よって既婚者子連れの場合は、それら異国の文化や英語力を子供に体験させることができます。
親として子供の可能性(将来の選択肢)を増やせたような気が…親の勝手な思い込みかもしれませんが(笑)。
アメリカに海外赴任するメリット:資産運用の税制優遇
またアメリカには税制優遇された個人年金制度(401K,IRA,Roth IRA)がありますが、これらはアメリカで収入がないと加入できません。
アメリカに海外駐在するという事は、アメリカで所得がある(発生する)という事ですので、お得な個人年金制度を活用できます。
アメリカに海外赴任するメリット:給与や手当が増える
海外駐在すると決まれば、給与や手当が増えるでしょう。
もちろん東証一部上場の大企業と地方の中小企業では、優遇される金額の差があるかもしれませんが、少なくとも国内で働いている自分の同僚と比べて目に見えて差がつきます(良くなる)。
具体的な優遇例は下記の通りです。
給与関係
- 海外駐在手当など
- ボーナス時にプラス査定
住宅関係
- 安い家賃で社宅に住める
- 維持費(家の修理や税金)負担ゼロ
- 日本の家を会社に貸して家賃収入
車関係
- 社有車の無料支給
- 保険やガソリン代が会社負担
- リース契約だと数年ごとに新車
医療費関係
- 基本的な医療費は負担ゼロ
- 病院の予約や診療時に通訳同伴
学校関係
- 学費個人負担ゼロ
もしくは一部負担 - 家庭教師個人負担ゼロ
もしくは一部負担
アメリカに海外赴任するメリット:英語力が身につく
海外駐在員として海外に赴任すると、必然的かつ強制的に英語力が上がります。
無論毎日家にこもって日本語でインターネットやYou tubeを見たり、現地校ではなく日本語学校だけに通っていれば別でしょうが、実際の暮らしの中でアメリカ人と一緒に暮らせば、日本で生活しているより英語力は必ず上達します。
普段の生活をしているだけでよいのです。「英語を勉強しよう!」という意気込みも必要ありません。
- 会社で仕事をしているうちに
- 学校に通っているうちに
友達と遊んでいるうちに - テレビを見ているうちに
- 近所で買い物をしているうちに
- 家族で外食しているうちに…
普段の生活をしていれば、勝手にレベルアップします。
海外赴任前に最低限の英語力を身につける方法はこちら↓
アメリカに海外赴任するメリット:会社の実情が分かる
海外駐在員としてアメリカで働くと、日本で働いていた頃より会社の経営について知る機会が増えます。
「現在のわが社の状況は・・・」「来年の我が社の方針は・・・」などと、定期的に日本からお偉い方が来て駐在員に話をする(=はっぱをかける)ことは、ほぼ全ての会社であるのではないでしょうか。
この様な話(情報)は、日本にいる時に聞いていたものより更に詳しいものが多く、きっと上司から「遠い地で頑張ってくれてありがとう。これからもっと頑張ってくれ!」との期待が込められているのでしょう。
結果として会社の内情に詳しくなり、それは今後のサラリーマン生活の中で、プラスになることだと思います。
「情報」は自分を有利にしてくれるアイテムで、それは会社でも資産運用でも同じです。
アメリカに海外赴任するメリット:人脈が増える
海外駐在員はその国に住まわせて頂いている身分ですので、日々異国の地で「外人扱い」されて生きていきます。
そのような環境で生活していると、大抵我々日本人のなかでは「より良い距離の団結力」が生まれてきます。
それを私は「狭い日本人村」と呼んでいます(笑)。
狭い日本人村では
- 別部署の人と親しくなる
- 他社の人と知り合いになる
ことが頻繁に起こります。
海外駐在員は「狭い日本人村」で生活していますので、いろいろな情報や噂が飛び交います。
それらとうまく共存する為に、「程よい距離の団結力」が生まれ、結果的にそれは駐在中のみでなく、帰国後も人脈という形で役に立ちます。
アメリカに海外赴任するメリット:強い精神力になる
海外で生活すると日本ではできない経験を、自然にすることになります。
旦那は会社で強制的に英会話と、今まで経験したことのない苦しい立ち位置(現地人と親会社の中間)での仕事。
奥さんは狭い日本人村での人間関係。旦那がほとんどいないので、子供の世話全般(しかも外国の学校なのでよく分からない)。
子供は慣れない海外の学校生活。
宿題はどこをやればいいのか、友達づくりも1からやり直し。
これらは大変かもしれませんが、少なくとも英語力と困難を乗り切る力が自然(強制的)に身に付きます。そしてこれらの経験は、将来の明るい未来(特に子供)へとつながるでしょう!
そして私のようにセミリタイア生活を目指している場合でも、この強い精神力は役に立ちます。
なぜなら残念ながら私のような普通のサラリーマンが達成できるセミリタイア生活は、特に最初がつらく厳しい暮らしになりがちだからです。
海外赴任は辛い?アメリカ駐在員になるデメリット
もちろん海外赴任してアメリカ駐在員になることで、辛くなることもいくつかあります。
私がアメリカ駐在員時代に体験した、主なデメリットは下記の通りです。
アメリカに海外赴任するデメリット:住宅関係
日本に自分の住居(一軒家やマンションアパート)がある場合は、「人に貸すのか」それとも「そのまま空き家として残すのか」を決める必要があります。
自宅を人に貸すリスク
会社や他人に貸すと家賃が入ってきたり、人が生活するので庭や家の周りが汚くなりにくいメリットがあります。
しかし逆に
- 乱暴な住人だと家が汚れる
- 自分の荷物を片付ける必要がある
- 自分が本帰国する前に退去してもらう交渉
- 一時帰国で帰国した際自分の家に住めない
などのデメリットもあります。
ちなみに私は地方の都市で生活していましたが、知り合いのアメリカ駐在員は、ほとんど人に貸している人はいませんでした。
理由を聞いてみると、大抵「知らない人に貸すと、愛着のある家をボロボロにされる」とか「日本においてきた荷物が沢山あり、レンタルボックスとか借りると結局家賃をもらうメリットがない」とのことです。
個人的な意見とすると毎月の家賃は結構な収入になるので、お金のことだけ考えると貸し出したほうが良いと思います。
例えば月6万円で貸したとすれば、年間72万円の収入(税別)です。
住宅ローン控除を受けられない
また住宅ローン控除についても、注意が必要です。
家族で海外駐在した場合、海外で生活した期間については控除が受けられません。
例えば1年で20万円くらい控除がある場合、3年分(60万円)は損をすることになります。
アメリカに海外赴任するデメリット:両親について
自分や奥さん(旦那さん)の両親についても、デメリットになる可能性があります。
実際知り合いの海外駐在員候補だった人は、親の面倒を見る必要があり海外駐在は無理という理由で断っていました。
アメリカに海外赴任するデメリット:助成金について
国や市から補助(例えば子供手当とか、市によっては中学生まで医療費免除もしくは減額などの制度)があっても、そもそも日本にいませんし住民票も無ければ基本受け取ることができません。
アメリカに海外赴任するデメリット:生活に馴染めない
また自分や家族(奥さんや子供)が、アメリカ生活に馴染めない可能性もあります。
実際私も約15年の海外生活で、約50組以上の家族と知り合いになりましたが、奥様やお子さんが海外生活が辛くて半年ほどで帰国されたこともありました。
確率的には非常に少ないですが、ゼロではありません。
まとめ:海外赴任しても絶対に辛くなるわけではない
- 会社員なら辛いことはある
- 海外赴任したほうが儲かる
- 海外赴任のほうがメリットが多い
会社から選ばれて海外赴任すると、たしかに辛いことはゼロではありません。
しかし私は確実にデメリットよりメリットのほうが多いと思います。
なので高額な給与や手厚い待遇を受けられる可能性が高い、海外駐在員生活は非常に魅力的です!
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