こんにちは、アキラ(@akirakaigai_com)です。
先日ツイッターで海外移住を真剣に検討する方が、年々増えている件についてお話ししました。
海外生活は昔と比べて確実にハードルが下がっている。
何故ならインターネットの普及で、移住先輩方の情報を事前に入手出来るから。
単純に「私にもできるかも」ってイメージしやすい(/・ω・)/#早期退職#セミリタイア#アメリカ駐在#アメリカ駐在員— アキラ@フィリピンセミリタイア (@akirakaigai_com) May 19, 2020
フィリピンに子連れ移住:母子留学にも人気!地方都市を選んだ理由でも少しお話ししましたが、海外移住されている方の数が年々確実に増えているのは、外務省の調査でもはっきりしています。
しかしいくら海外移住が身近な存在になりつつあるとはいえ、周りを見渡してもおそらく実際に海外移住している知り合いや知人はまだ少ないと思います。
もし近くに海外移住経験者がいれば体験談などが聞けるでしょうが、そんなケースはまだ少ないのが現状ではないでしょうか。
そこで今回の記事では私自身が実際に家族とフィリピンに海外移住して分かった、海外移住に必要な費用などのお金に関する詳細についてお話しします。
「海外移住を検討しているんだけど、結局費用は全部でいくら必要なの?」
このような質問に答えられるように、これからお話しします。
具体的にはこの記事を読むことで、下記の3点について分かります。
・海外移住の総額費用:フィリピンの場合
・海外移住の費用内訳:フィリピンの場合
・海外移住のオトク度:フィリピンの場合
それでは早速始めましょう!
海外で住む際の生活費について知りたい方は、こちらの記事を参照下さい。
目次/Contents
海外移住費用の総額:フィリピン移住に必要なお金
フィリピンへの海外移住に必要だった総額は、我が家(家族4人)の場合約480万円でした。
項目 | 必要費用 家族4人分 | |
1 | 移住ビザ費用 (飛行機代含む) | 423万円 |
2 | 引っ越し費用 | 10万円 |
3 | 入居準備費用 | 2万円 |
4 | 学校転入準備費用 | 4万円 |
5 | 現地事前調査費用 | 0万円 |
6 | 国外運転免許証 取得費用 | 7千円 |
7 | 生活必需品購入費用 | 40万円 |
合計 | 480万円 |
※金額は概算
※1ドル100円で試算
※1フィリピンペソ2円で試算
詳細は後述しますが、この480万円のうち350万円は移住ビザの預託金ですので、ビザを返納した際に戻ってきます。
よって海外移住用として準備する必要がある費用は約480万円ですが、実質的な支払い額は約130万円となります。
フィリピン海外移住費用の内訳:必要なお金の詳細
上記でお話しした通り、フィリピンへの海外移住に必要だった費用は、我が家(家族4人)の場合約480万円でした。
各々の内訳について、これから説明します。
海外移住に必要なお金:移住ビザ取得費用
海外移住で必要な費用の1つ目は移住ビザの取得費用です。
例えばフィリピンに長期移住する場合、独身の方であればクオータVisa、家族の場合はSRRVisaを取る方もいらっしゃいます。
クオータVisa
・実費数百万円/人で永住可能
・年会費もほぼ無し
SRRVisa
・実費50万円/家族全員で取得可能
・年会費は4人分で4万円弱
独身の方がフィリピンに住むのであればクオータビザ(もしくは観光ビザで延長を続ける)でも良いですが、我が家の場合は家族4人ですので費用的におトクなSRRVisaを取得しました。
またSRRVisaにも種類がいくつかありますが、我が家はクラシックではなくスマイルを選択しています。
独身の方や親子留学している母子の中には、クオータビザを取らずにビザなしで入国し、延長手続きを取り続けて暮らしている方々もいます。
クオータービザとSRRVisaの詳細や、費用比較についてはフィリピンの移住ビザなら何故SRRV Smileがおすすめなのかをご覧下さい。
またフィリピンSRRVisaの具体的な取得方法や、一連の流れなどの詳細については【フィリピン永住権SRRV】家族と滞在ビザを取得した方法と費用を参照下さい。
海外移住に必要なお金:引っ越し費用
海外移住で必要な費用の2つ目は、引っ越し費用です。
ここでいう引っ越しとは、自分の荷物を海外の新居に送る費用のことです。
通常国内の引っ越しとなれば、○○引越センターや○○運輸などに依頼することがあると思いますが、海外への引っ越しをお願いすると高額になってしまう場合がほとんどです。
しかしフィリピン向けにはバリックバヤンボックスというものがあり、これであれば重量を気にすることもなく箱に詰め放題&定額料金でフィリピンに荷物を送ることが出来ます。
バリックバヤンボックス自体には重量制限はありませんが、それを委託して引き取りに来る業者さん(例:佐川急便等)の上限(例:50キロまで)がある場合がありますので注意が必要です。
輸送費は箱の大きさや目的地の都市にもよりますが、私の場合60cm真四角の箱で約1万円前後でした。
大きめの箱7つと、ゴルフクラブ1式(規定外の大きさなので費用は高め)をフィリピンの地方都市に送って約10万円でした。
海外移住に必要なお金:入居準備費用
海外移住で必要な費用の3つ目は、入居準備費用です。
海外移住する際に特に大切なことは、自分たちが住む快適な場所の確保です。
特に見知らぬ異国の地ともなれば、安全面なども十分考慮して決めたいですよね。
そして海外移住の入居準備で一番問題なのが、現地でどのようにして条件の良い家を探すかです。
探し方は大きく下記の2つに分かれます。
海外移住者向け物件の探し方:1.自分で探す
これは現地に自分が直接行き、自分の足で探す方法です。
【体験談】フィリピンで家やアパートなどの住宅に住む際の4大注意点
一番確実で自分が納得する物件を見つけられるのが長所ですが、自分で時間を取って現地まで交通費(飛行機代等)を払う必要があります。
また土地勘が無いとどのエリアの物件が安全なのか分からず、結果として満足のいく物件を探せない確率が上がります。
海外移住者向け物件の探し方:2.代理人に委託
こちらは現地にいる代理人(日本人)等に依頼し、代わりにおススメ物件を紹介及び入居手配をしてもらう方法です。
私はこちらの方法でフィリピン地方都市のエージェントさんに、数万円を支払って現在の賃貸アパートと学校の調査をお願いしました。
もちろん人にお願いすれば有料になってしまいますが、正直自分で探すとなればお金(飛行機代)も時間もかかります。
それならば数万円ほどを払って、現地のエージェントさんに入居までの準備をしてもらった方が安心かつ効率的だと私は思います。
自分で海外移住先の賃貸住宅を探す場合には、それなりの英会話力も必要になります。
具体的にどのくらいの英語力が必要か知りたい方は、【体験談】海外で暮らすには英語は絶対必要か?家探しに必要な英会話をご覧下さい。
海外移住に必要なお金:学校転入準備費用
海外移住で必要な費用の4つ目は、学校転入準備費用です。
具体的には
・選択肢となる学校の調査
・入学試験有無の調査
・学費の確認
などがあります。
海外の学校では下記のような事について、実情がなかなか掴めません。
・学校の選択肢について(数や教育方針)
・入学するには何が必要か(入学試験?)
・毎月(もしくは年間)の学費はいくらか
よってフィリピンに海外移住した私自身もそうしましたが、上記でお話しした住居選び同様、現地の日本人エージェントさんに手伝ってもらうのが一番確実だと思います。
直接学校のホームページなどにあるメールフォームで、英語を駆使し自分で直接質問したり確認したりすることも実際は可能です。
授業料などもホームページで、確認出来る場合も多々あります。
しかし我々外国人用の授業料は別(もっと高い)の場合があるので注意が必要です。
そしてメールの返事が返ってこない事も多々ありますので覚悟しましょう…。
海外移住に必要なお金:現地事前調査費用
海外移住で必要な費用の5つ目は、現地事前調査費用です。
これは自分が将来住もうと計画している場所を、事前に一度下見する費用です。
具体的には
・飛行機代
・ホテル代
・滞在中の食費等
になります。
例えば日本からフィリピンの地方都市を調査するならば、おおよそ25万円ほど必要になります。
日本→フィリピン現地調査費用
・飛行機代=20万円
・ホテル代=2万円
・食費代 =2万円
・移動費 =1千円
※家族4人分
※4泊5日で試算
海外移住に必要なお金:国外運転免許証費用
海外移住で必要な費用の6つ目は、国外運転免許証取得費用です。
これは日本で準備すべきもので、我が家の場合は私と妻の2人分で約7千円(取得費用及び写真代)でした。
日本とフィリピンなど、ジュネーブ条約を締結している国では、日本の国外運転免許証が使えます。
警視庁:国外運転免許証が有効な国(ジュネーブ条約締約国一覧)
例えばフィリピンでは1年以上有効な移住ビザ(例:SRRVisaやクォータVisa)があれば、日本の運転免許証を領事館で翻訳してもらい、フィリピンの運転免許証を取得することが可能です。
しかし海外でいつでも運転が出来るように、またいざという時の身分証明書(ID)にもなりますので、海外移住前に国外運転免許証を取得しておくことを強くおススメします。
在フィリピン日本国大使館:フィリピン運転免許証への切り替え手続き
海外移住に必要なお金:生活必需品購入費用
海外移住で必要な費用の最後(6つ目)は、生活必需品購入費用です。
生活必需品とは移住した際に必要となるもので、日本で使っていたが大きく輸送費が高いので持ってこれなかったものが多いです。
もちろん人によって必需品は変わりますが、例えば下記のようなものです。
・洗濯機
・冷蔵庫
・テレビ
・バイク
・車
・クーラー
これらを現地で購入すれば、それなりの費用になります。
よって初めから移住費用の一部に入れておくことを、私は強くおススメします。
ちなみに我が家の場合は
・洗濯機
・バイク2台
・生活用品一式(キッチン用品、寝具等)
を約40万円ほどで購入しました。
フィリピン海外移住費用:準備するお金が少なくお得
我が家の海外移住費用について、この記事の初めで約480万円とお話ししました。
これはフィリピンの地方都市へ家族4人で海外移住した場合の費用ですが、正直他国と比べると非常にお値打ちだと思います。
お値打ちの定義
・長年暮らした場合の総コストを比較し割安
・現地で就労出来るなどのメリット有無
実際にマレーシアやタイの移住ビザと比較した結果について知りたい方は、海外に移住したいなら移住ビザが必要:人気3ヵ国のビザを徹底比較をご覧下さい。
毎月の生活費が50万円前後準備出来る方なら別ですが、特に既婚者子連れの方で20万円前後の生活費で考えられているのであれば、初めての移住先はフィリピンの地方都市一択だと思います。
フィリピンの地方都市一択の理由
・英語圏の国で英会話を身につけられる
・国民の9割が英語OKなので現地語不要
・それほど危険ではない治安
・毎月20万円で生活出来る
フィリピン地方都市で暮らすメリットやデメリットの詳細については、早期リタイア後は海外移住してセミリタイア生活!初めての国と都市をご覧下さい。

海外移住するメリットやデメリットについては、海外に住むのはアリ?外国で暮らすメリットとデメリットを徹底解説を参照下さい。

独身の方はフィリピンにこだわる必要はないと思います。
まずはいろいろな国をトライしてみましょう。
独身が本気で早期リタイアとセミリタイア生活を目指す方法:準備編

ご自身で対応するものと、現地の日本人エージェントさんに依頼するものを分けて、効率良い海外移住の準備をおススメします。
現地のエージェントさんは、ネットなどで調べて見つけましょう。
フィリピン地方都市の現地調査であれば、私も行っています。
私が既に知っている情報であればは、基本無料でお答えしていますのでご利用ください。
調査が必要な場合のみ有料となりますが、その際は事前にご連絡いたしますのでご安心を。
詳細についてはフィリピン現地調査サービス:親子留学や母子留学&海外移住者向けをご覧下さい。

最後になりますが海外移住する為の方法や具体的な準備、必要になる毎月の生活費などの詳細については、海外移住する方法:おすすめ手続きや費用と後悔しない為の必要条件を参照下さい。

ご清聴ありがとうございました(^^)/