こんにちは、アキラ(@akirakaigai_com)です。
海外移住を計画する際、どのくらいのお金が必要になるのか気になる方は多いのではないでしょうか。外国で暮らすには、例えば毎月の生活費はいくらくらい必要なのか・・・。出来るだけ安く、しかも暮らしやすくて安全な国や都市を探している方は少なくないと思います。
私自身今まで15年以上海外で生活してきましたが、やはり自分が海外移住する際に1番気になったことの1つはお金に関することでした。そして金銭面に関することで、海外移住する際に一番負担が大きい(=金額が大きい)のは、ズバリ移住ビザの取得費用です。
そこで今回の記事では我が家が実際に取得した、フィリピンの永住ビザの取得方法や総額費用についてお話しします。
具体的にはこの記事を読むことで、下記4点について分かります。
・フィリピン移住ビザの取得費用
・フィリピン移住ビザの申請準備
・フィリピン移住ビザ申請時の注意点
・フィリピン移住ビザ費用や取得方法まとめ
この滞在ビザ(特別永住権)を我が家族は実際に取得し、現在フィリピンの地方都市でセミリタイア生活中です。
よって今回は体験談や事例も踏まえてお話ししますので、2分ほどお付き合い下さい。
それでは早速始めましょう!
前提条件は下記の通りとします。
・取得するフィリピン移住ビザはSRRVスマイル
フィリピンの移住ビザなら何故SRRV Smileがおすすめなのか
・申請者は家族4名(夫、妻、子供2人)※子供は18歳未満
・申請準備は2018年から
・申請の為2019年6月家族一緒にセブに到着
・申請は代行業者(セブポットさん)に依頼
・1ドル=100円で試算
・1フィリピンペソ=2円で試算
目次/Contents
フィリピン移住ビザの取得費用

まずは結論から。
家族4人分のSRRVスマイル取得総費用は、おおよそ423万円です。
なおこのうち「350万円」は預託金となりますので、ビザを返却すれば戻ってきます。よって将来返却される金額を除けば、実質約73万円となります。
項目 | 費用 | コメント |
預託金 | 約350万円 | ビザ返却後に 戻ってくる |
申請料等 | 約30万円 | ビザ申請用 |
各種手続き 費用等 | 約13万円 | 健康診断 代行費用等 |
飛行機 チケット 宿泊費等 | 約30万円 | 往復 捨てチケット含む |
合計 | 約423万円 |
これは他の国の移住ビザと比較しても正直かなり安いです。
マレーシアやタイの移住ビザとの比較結果について知りたい方は、海外に移住したいなら移住ビザが必要:人気3ヵ国のビザを徹底比較を参照下さい。
フィリピン移住ビザの申請準備

フィリピンの移住ビザ(SRRVスマイル)を取得する為の準備は、大きく下記の2つに分かれます。
・フィリピン移住前に準備すること
・フィリピン移住後に必要なこと
フィリピン移住前に準備すること
我が家がフィリピンに引っ越す前に、準備したものは下記の8点です。
説明が必要と思われる項目については、下記で別途補足してますので参照下さい。
項目 | 必要数 | コメント | |
1 | パスポート | 家族 4人分 | 有効期限 6か月以上 |
2 | 犯罪経歴 証明書 | 18歳以上 全員 | 有効期限6ヶ月 |
3 | 送金依頼書 控え原本 | 1通 | 預託金を送金 した証明書 |
4 | 戸籍謄本 | 3通 | 申請用 プラス予備 |
5 | ドル紙幣 | $2,765 | 申請料 年会費 銀行手数料 |
6 | 住民票 | 1通 | 有効期限 3ヶ月 |
7 | ビザ申請書類 | 1式 | セブポットさん から入手 |
8 | 飛行機 チケット往復 | 家族 4人分 | 帰りの分も 必ず必要 |
犯罪経歴証明書
犯罪経歴証明書の取得方法は、各道府県警察本部の鑑識課(東京都では警視庁公安部外事第一課)で交付手続きを行います。
その際「フィリピンへの移住ビザ申請用として使う」旨を伝え、必ず英語併記で申請しましょう。
また申請時にSRRVビザの申請書類が必要な場合があるようですので、忘れずに持参しましょう。通常申請から10日ほどで発行されます。
私はアメリカに住んでいましたので、近くの領事館で申請を行いましたが、申し込んでから入手まで約2ヶ月ほどかかりました。
有効期限もある(6ヶ月)ので、海外から申し込む方は自分がビザを申請するタイミングを考慮し、領事館に依頼することを強くおすすめします。
犯罪履歴証明書を受け取ると、無性に中身を見たくなるかもしれません(笑)
しかし封筒には封印がしてあり、開けてしまうと効力が無効になりますので気をつけましょう。
送金依頼書控え原本
PRA(フィリピン退職庁)で預託金の入金確認が出来ないと、ビザの申請手続きを始められません。
よって余裕を見て(例えば本申請の約3か月前)、早めに振り込んだほうが良いでしょう。
振込先や方法等の詳細については、依頼される仲介業者さん(私の場合はセブポットさん)が教えてくれます。
振込金額は正確には35,000ドルであるべきですが、銀行の送金手数料分として100ドル追加し、35100ドル振り込む必要があるようです。
飛行機チケット往復分
フィリピンに入国する際は、帰り(フィリピンを出国する)のチケットがないと入国が認められません(無事SRRVが取得出来れば片道チケットで入国可)。
よって今回フィリピンに来たら、しばらく帰る予定が無くても帰りのチケットが入国するには必要です。行先は「フィリピン国外」であれば、どこでも構いません。日にちは入国後、約2か月後くらいを選んでおけばよいでしょう。
ちなみにこのチケットのことを、人は「捨てチケット(=実際は使わない)」と読んでいるそうです。
フィリピン移住後に必要なこと
実際フィリピンに引っ越してきたら、いよいよ移住ビザの本申請となります。
この際申請代行業者(私の場合はセブポットさんに依頼)にお願いしている場合は、細かな申請作業はすべてお任せなので効率的かつ安心です。
当日は申請書類用の写真撮影や健康診断を行いますが、その際の費用は基本現地でフィリピンペソでの支払いとなりますので事前に準備しておきましょう。
なおフィリピンペソへの両替は、日本で行うより現地のほうが断然お得です。具体的にはクレジットカードからの現地ATMを使ったキャッシングが効果的です。
詳細については【最終結論】フィリピンペソに両替:色々試した結果コレが一番お得!をご覧下さい。
なおフィリピン移住ビザ申請の、一連のスケジュールは下記のような流れになります。
日本側
・必要書類やドル紙幣の準備
↓
・預託金送金
フィリピン到着後
・フィリピンペソへの両替
↓
・申請用写真撮影
↓
・健康診断
↓
・準備したものを代行業者に渡す
・代行業者が用意した書類にサイン
次に移住ビザ申請時に、気をつけるべき点についてお話しします。
フィリピン移住ビザ申請時の注意点

無事申請が終われば、あとは承認を待つのみです。
しかしいくつか注意点があります。
・パスポートのコピーを必ず用意しておく
・申請中は出国不可
移住ビザ申請時はパスポートコピーを用意
ビザ申請中はパスポートをフィリピン退職庁に預けますので、手元にパスポートがありません。よってパスポートのコピーを依頼された場合に備え、事前にコピーを数部用意しておきましょう。
フィリピンでは身分証明書の提示を求められることがあり、その際国際運転免許証を受け付けてくれる場合もありますが、念のためパスポートのコピーも準備しましょう。
移住ビザ申請時は出国不可
またパスポートが無いという事は、フィリピンから出国出来ませんので注意が必要です。
もし何らかの特別な理由(親族のお祝い事や不幸)で急遽帰らなければいけない場合は、すべての申請を取り消せばパスポートを返却してもらえます。
しかしその際はまた一からの申請となりますので、緊急時以外は止めておきましょう。
フィリピン移住ビザ費用や取得方法まとめ

海外暮らしを検討するうえで、移住ビザは避けて通れないものです。
そして費用についても、多くの国で高額な移住用ビザが設定されています。
考えてみれば外国人を誘致するのは、お金持ちが自国の経済に貢献(=お金をたくさん使ってもらう)ことを期待しているでしょうから仕方ないことかもしれません。
そのような状況で今回紹介したSRRVスマイルビザは、他国と比べても格安かつ良い条件の特別永住権です。
特にこのSRRVを取得して申請をすれば、フィリピンでも働く(就労)事が可能です
その他生活費の安い国の移住ビザとの詳細比較については、海外に移住したいなら移住ビザが必要:人気3ヵ国のビザを徹底比較をご覧下さい。
SRRVスマイルビザは
・出来るだけ早く早期リタイアしたい
・セミリタイア生活を送りたい
・家族で海外移住してもよい
・英語はあまり(全然)出来ない
・出来るだけ生活費を抑えたい
・何らかの仕事をして収入を得たい
方にとっては、最適なビザだと思います。
移住ビザは決して安くはありませんが、将来を考えて例えば生活費の安い海外で暮らす選択肢も、大いにアリだと私は思います。
ご清聴ありがとうございました(^^)/
最後に宣伝を少し。
もしフィリピンビザの取得を検討されているのであれば、私はセブポットさんをおすすめします。
理由は実際に私がお願いして、対応もスピーディーかつ的確なアドバイスで大変助かりました。価格も他と比べても割安です。
フィリピンの移住ビザを検討される際は、一度無料見積もりを取ってみましょう。
その際「アキラ海外ブログ」を見たと伝えれば、更に割引が受けられますのでご活用ください。
またフィリピンの地方都市について、情報収集を行う代行サービスを始めました。
調査不要な基本的な質問等には無料で対応していますので、お気軽にお問合せ下さい。
フィリピン現地調査サービス:親子留学や母子留学&海外移住者向け