こんにちは。現在家族4人と海外移住しながら、セミリタイア生活中のアキラといいます!
私はフィリピンの地方都市ドゥマゲッティ(ドゥマゲテ)で3年ほど暮らしていますが、その前はアメリカで12年ほど生活していました。
そしてこんな海外生活が20年以上にもなると分かるのですが、日本から海外に出発する際に必要な手続きって結構大変なんですよね。
もっとはっきり言うと
ものが多いです。
しかも手続きのやり方とかよく分からなかったり…。
そこでこれから海外移住する際にやるべき手続きや、それらのやり方について解説します。
具体的には
私がセミリタイアして
フィリピンに海外移住した際に
実際に行った手続きとやり方について
徹底解説します!
失敗しない海外移住の手続きとやり方ってどんなこと?
私がフィリピンのドゥマゲッティ(ドゥマゲテ)に海外移住すると決めた時点で、やらなければいけない手続きは大きく下記の6項目でした。
海外移住の手続き
- 会社の退職手続き
- 永住ビザの準備
- 領事館での手続き
- 引っ越しの準備
- 海外移住先の準備
- 日本で必要な手続き
もちろん上記6項目のうち、必要が無い準備も人によってはあります。
例えば海外駐在員として赴任される方には、こういった準備の多くは会社側が全面的にバックアップしてくれるでしょう。
しかし私のように業務で海外移住するわけではない、普通の人にとってはまず必要になる手続きばかりです。
それではこれから詳細について順番に解説しますね。
海外移住のやり方その1:会社の退職手続き
海外駐在員として赴任される場合は別ですが、例えば我が家のように個人的な理由(海外移住してセミリタイア生活をするとか)で外国で暮らす場合は、会社を退職する手続きが必要になるかもしれません。
会社を円満に退職するために就業規則を再度確認して、最低何日前に退職する旨を会社側に伝えなければいけないのか確認しておきましょう。
遅くなればなるほどもめる原因にもなり得ますので、早めの手続きが重要になってきます。
本来であればもっとギリギリでも良いのでしょうが、引き継ぎなどもあったので私はもっと早めに会社側に伝えました。
海外移住のやり方その2:永住ビザの手続き
海外で暮らす場合は、移住したいの国から移住ビザを取得する必要があります。
国によって取得方法は異なりますが、例えば私が現在住んでいるフィリピンの移住ビザ(SRRVisaスマイル)の場合、通常では申し込んでからビザを手に入れるまで半年以上かかりました。
また移住ビザを申請するやり方ですが、書類は基本英語で書かれているので、非常にわかりづらく複雑です。
そして国によって申し込める条件や、必要になる金額も大きく違うので覚悟しましょう。
海外移住のやり方その3:領事館での手続き
海外移住する際に移住ビザを取ると決めたら、多くの場合必要な提出書類の中に申請者(大人のみ)の「犯罪経歴証明書」があります。
そして入手できる場所は、現在自分が住んでいる場所によって異なります。
犯罪経歴証明書:取得手続きのやり方
通常日本に住んでいる方であれば、警視庁や県警・道警・府警にいって入手します。
※参考資料(手続き内容とやり方)
警視庁:渡航証明(犯罪経歴証明書)の申請について
愛知県警察:犯罪経歴証明書申請手続き
大阪府警察:犯罪経歴証明書の申請手続きについて
そして私のように海外に住んでいる人は、日本領事館に依頼すれば取得できます。
※参考資料(手続き内容とやり方)
外務省:在外公館における証明
犯罪経歴証明書:申請から取得までの日数
日本国内で犯罪経歴証明書を手に入れる場合は、申請から入手まで数週間ほどかかる場合が多いようです。
そして海外で申請した場合は・・・これはとても長いです。
というのも領事館の方曰く、書類の流れが
外国にある総領事
日本の警視庁
外国にある総領事
我が家
となる為、どうしても時間がかかってしまうとのことでした。
犯罪経歴証明書:有効期限について
なおこの「犯罪経歴証明書」の有効期限は、半年となっています。
いくら準備は早めが良いとはいえ、有効期限があるものは注意しましょう。
海外移住のやり方その4:引っ越しの手続き
引っ越しの手続きには結構な準備期間がかかり、費用も大きくなる場合が殆どなので、必ず事前に計画して準備しましょう。
やり方自体は日本で引っ越しする場合と大きく変わりませんが、ものが増えるとそれだけ費用も激増します。
なので本当に持っていくべきものを厳選してから、引越し業者に見積り依頼すると良いでしょう。
海外移住のやり方その5:海外移住先に関する手続き
海外移住に向けて準備を進める上で、なかなか自分だけでは対応できないのが移住先の準備です。
というのも本来であれば自分自身が現地に行って準備したいところでしょうが、外国ともなればなかなか気軽に何度も行ける訳ではありません。
- 移住先の住居準備
- 転校先の学校入学準備
特に移住後に自分が住む賃貸アパートなどの住まいや、子供がいれば転入する学校選びは急務です。
しかし現実的には日本でまだ会社員として働いていると、なかなか難しいと思います。
そこで私は現地の日本人に依頼し、代行調査してもらう形で準備を行い、自分の計画表に入れて進捗フォローしました。
海外で暮らすための手続きをすすめる上で、時に第三者をうまく利用して進めることが上手なやり方です。
海外移住のやり方その5:日本で必要な手続き
海外移住の準備を進めるにあたり、日本でしかできないこともいくつかあります。
特に今からお話しする4項目を忘れると、大変なことになるので忘れずに日本側で手続きしましょう。
- 住民票
- 戸籍謄本
- 国民年金
- 国際運転免許証
住民票について
もしまだ住民票が日本にあるようなら、転出の手続きが必要になります。
特に義務教育期間の子供がいる場合は、転出しておかないと「学校に来てください」と連絡が来ますので要注意です。
とは中には住民票を日本に残したままで、海外に1年前後住んでいる方もいらっしゃるようです。
住民票を転出するやり方は簡単で、市役所の担当窓口で申請書を出せば完了です。
戸籍謄本について
私の場合はフィリピンの移住ビザSRRVスマイルを申請するうえで、戸籍謄本の提出が必要だったので入手しました。
入手するやり方は簡単で、市役所の担当窓口で入手できます。
我が家はこの戸籍謄本を、子供の学校入学手続きにも使いました。
永住ビザ申請用にはきちんと領事館で翻訳してもらったものを使いましたが、学校に提出したものは私がネットを参考にして翻訳したものでOKでした。
※学校によって対応が異なると思いますのでご注意下さい。
年金事務所で行う手続きについて
海外移住をする場合、国民年金への加入が義務から「任意」に変わります。
そして加入を辞めて保険料の支払いを止めたければ、年金事務所での手続きが必要です。
とはいえ国民年金には老後にお金が支給される老齢年金の他にも、遺族年金や障害年金と言ったメリットもあるので、本当に加入しないのか真剣に検討しましょう。
国際免許証取得手続きについて
フィリピンで運転する場合、もちろん現地の運転免許を移住後すぐに取得出来ればよいのですが、それには長期滞在を証明するビザが必要なので実質非常に難しいと思います。
よってフィリピンで運転するには、国際免許証を準備しておくと便利です。
国際免許証は運転免許センターで取得出来、費用は都道府県によって異なりますが、大体3000円弱のところが多いです。
申請する際は受付時間が短い場合が多いので、事前にホームページ等で確認してから行くようにしましょう。
申請さえ終われば、(特に書類等の不備が無ければ)その日中に発行されます。
※参考資料
国外運転免許証取得手続(本人による申請)
まとめ:失敗しない海外移住の手続きとやり方は?
失敗しない海外移住の手続きは下記の通りです。
海外移住の手続き
- 会社の退職手続き
- 永住ビザの準備
- 領事館での手続き
- 引っ越しの準備
- 海外移住先の準備
- 日本で必要な手続き
やり方についても既にご紹介していますが、場所や時期によって方法が変わる場合もあるのでご注意ください。
また有効期限がある書類等は、早めに用意しすぎると無効になってしまうので、くれぐれも注意してくださいね。