こんにちは、アキラ(@akirakaigai_com)です。
フィリピンの学校って、どんな感じなのか・・・?
前回の記事実際に通って分かったフィリピンの学校教育について【メジャー編】では、フィリピンの幼稚園と小学校や中学校の基本(メジャー)情報をお届けしましたが、今回はもう少し細かいマイナーな情報についてお話しします。

実際に子供が通って分かりましたが、フィリピンの幼稚園や小学校&中学校は、日本の学校と違いかなり自由な部分と、こだわっている部分が両極端にある気がします。
今回はそんな違いについても説明していきますので、2分ほどお付き合い下さい。
具体的にはこの記事を読むことで、下記の2点について分かります。
・フィリピン幼稚園と小学校や中学校の学校教育:詳細編
・フィリピン幼稚園と小学校や中学校の学校教育:環境編
それでは早速始めましょう!
目次/Contents
フィリピン幼稚園と小学校や中学校の学校教育:詳細編
フィリピンの幼稚園と小学校や中学校の、マイナー(詳細)情報は下記の通りです。
フィリピンの幼稚園や小中学校への通学方法
幼稚園
・バイクor車 →約70%
・トライシクル →約30%
小中学校
・徒歩通学 →約50%
・バイクor車 →約40%
・トライシクル →約10%
トライシクルとは最大6名乗れる、サイドカー付きのオートバイみたいなものです。

学校から歩ける距離であれば、徒歩通学している人が多い(約50%)です。
しかし我が家の子供たちは自宅が学校まで近いにも関わらず、歩道が無く交通量も多い道が多いので、念のため私か妻がバイク(スクーター)で送り迎えしています。
フィリピン地方都市の交通事情については、フィリピン地方都市の交通事情:移動手段はバイク車バス船電車の順をご覧下さい。

通学する時間帯(午前7~8時と午後5時前後)は、いつもすごい渋滞です。
車はなかなか進まず大変そうですが、バイクは車の横をすり抜け確実に前へ進めます。
おまけ:雨が降った場合
これは場所によるかもしれませんが、私たちが住んでいる町は、雨季の時期でもまず雨が降りません。よってバイク通学の我々にとってはありがたいのですが、それでもたまには通学時に雨が降ります。
そんな時はトライシクルを使います。トライシクルは屋根もあり、お値段も破格の片道10ペソ(約20円)!カッパを着て雨の中、バイクで二人乗りしていくよりよっぽど楽です。
おまけ:高級車を結構見かけます
通学途中や普段の生活で、たまに高級車を見かけます。
ポルシェ、ベンツ、レクサス・・・確かフィリピンでこれらの車を買うと、余裕で1000万円は超えるでしょうか。
私はセミリタイアしてこの町に来ましたので、心のどこかで自分のことを「大金持ちではないが小金持ち」だと思っていました。しかしこれらの車を運転するフィリピン人をみて、自分の勘違いが恥ずかしく、穴があったら入りたい気持ちになります。
決して勝ち組なんかではない、普通の一般人であると自覚する瞬間です(笑)。
フィリピンにはとてつもないお金持ちが、こんな小さな町にもたくさんいるようです。
フィリピンの幼稚園と小学校や中学校に響く歌声
・校舎の中で生徒が
・校庭で 生徒が
・職員室で先生が
・学校の近くの食堂でおばさんが
・トライシクルの運転手が
どこでも誰かが歌ってます。
しかも鼻歌なんて甘いものではありません。本気モード。結構な音量で熱唱してます(笑)。
始めのころは「見ちゃいけないものを見た」ような扱いをしていましたが、今では軽く微笑み「上手だねー」みたいな雰囲気を出して、サッと横を通り過ぎるようにしています。
でもいまだ目は合わせられませんが・・・。
ちなみに歌っている曲は、アメリカのものが多いです。お店でかかっている曲も、アメリカではやった曲が多いですね。
フィリピンの幼稚園と小中学校は校長先生の権力が絶大
まだフィリピンのことを理解しきれたわけではありませんが、たまに学校へ行くと、校長先生に大きな権限が集中しているように思われます。
「校長先生なのだから当たり前でしょう」と言われてしまうかもしれませんが、先生方は基本なにがあっても「校長先生に聞いてOKならいいよ」です。
よってもし何か学校にお願いや相談したいことがある場合は、先生ではなく校長先生と話すのが良いかもしれません。
フィリピンの幼稚園と小中学校は全校集会がノリノリ
私の子供が通う中学校では、毎週金曜日の下校前に、全校集会的なものをやっています。
私は学校の外で娘が出てくるのを待っているのですが、時折アイドルのコンサート会場にいるような「怒号の歓声」が聞こえてきます。
日本では考えられない、大変ノリの良い全校集会です!
フィリピンの幼稚園と小中学校の安全管理
フィリピンでは店の入り口に、ガードマンを用意しているところが多いです。
ショッピングセンターやスーパー、銀行などにいます。
特に銀行のような金融機関のガードマンは、いつもショットガンもって立っています。
危ない人や、万引きしそうな人が入ってこないよう、見張っているのだと思います。
学校も同じく、ガードマンが出入り口にいます。
たまに私が学校にいくと、
としつこく聞いてきます。
「俺がOKしないと、お前はこの学校に入れない!」と言わんばかりの、非常に高圧的な態度のガードマンも多々いますので、少しカチンとくることもあります。
しかしガードマンとケンカしても良いこと1つもありませんので、腹を立てず紳士的に接するように心がけましょう。
フィリピンの小学校や中学校の教科書について
入学手続きが終わると、教科書を準備するように学校から言われます。
しかし実際に買いに行くと、在庫が無くマニラから取り寄せるまで待つように言われることは当たり前にあります。
急いでくれるそぶりもないし、イライラしますが日本では無いのであきらめましょう。
ちなみに我が家の場合、最終的に全部の教科書がそろったのは2か月後です。
「この2か月教科書無くて大丈夫だった?」と娘に聞いたら、「授業で教科書使わないから問題ない」だそうな。
教科書は約500ペソ(約1000円)・・・本当にこの教科書使う日が来るのだろうか?
※2020年4月追記
結局この教科書は一度も使わなかったそうです・・・
フィリピン幼稚園と小学校や中学校の学校教育:環境編

なんだかんだといろいろありますが、我が子が通う学校教育の方針や環境は、今のところ気に入っています。
はじめはどうなる事かと正直心配でしたが、実際通ってみれば結構しっかりしていました。
もちろんいまだ謎は多く、「学校が結構な頻度で休みになるけど、授業日数足りてるの?」などと思う事もありますが、そんなゆるさも含めて我が家にとってはアリな環境だと思います。
なお
しっかり勉強して将来有名な大学に入りたい人には向きません
のでご注意ください!
4ヶ月ほどフィリピンの学校に通って分かった、授業などの仕組みについて知りたい方は子供と一緒に海外移住!知っておきたい学校生活が順調か見分けるコツをご覧下さい。

フィリピン人の高い英語能力については、フィリピンは英語圏!?アメリカ文化と学校教育で高い英語力を実現を参照下さい。

ご清聴ありがとうございました(^^)/