こんにちは。家族4人とセミリタイア生活をして暮らしているアキラといいます!
50代の人が3000万円貯めて、セミリタイアしたら失敗してしまうのか?
私は5000万円貯めて2019年からフィリピンの地方都市ドゥマゲテで、毎月20万円弱の生活費でゆるく暮らしているのですが
とコメントいただくことが最近増えてきました。
そこで今回は現在セミリタイア中でアラフィフの私だから分かる
50代の既婚サラリーマンが
3000万円の資産で
セミリタイアしたら本当に
失敗して後悔するのか?
について徹底解説します。
3000万貯めて50代がセミリタイアしたら失敗するの?
今回は50代の既婚が3000万円貯めてセミリタイアした場合、私のように5000万円貯金した場合と比べてどのような違いがあるのかについて比較検証します。
そして最初にいきなり結論ですが、もちろん3000万円でもセミリタイア生活を始めること自体は可能です。
しかしその先に待ち構えているセミリタイア生活が、5000万円貯めた場合のものと大きく変わって苦しくなるので覚悟しましょう。
なので私は
50代の既婚者が
毎月20万円の生活費で暮らし
予想される課題に事前対策を準備し
家族と心身ともに楽しく暮らしたい
上記のような方には、3000万円でセミリタイアすることをおススメしません。
おススメしない具体的な理由は、長生きしてしまった際のリスクである「老後の準備」と、早死にしてしまった際のリスクである「生命保険の準備」ができないからです。
退職前の 貯蓄総額 |
||
5000万円 の場合 |
3000万円 の場合 |
|
毎月の 生活費 |
20万円 | 20万円 |
老後 の準備 |
〇 | × |
生命保険 の準備 |
〇 | × |
3000万円でセミリタイアしても毎月の生活費は同じ
今回の試算では毎月の生活費を、両方とも同じ月20万円としました。
もちろん20万円以下でも生活は出来るかもしれませんが、50代はまだ子供にかかる出費もあるかもしれませんし、病気などの突発的な出費も増えてくる時期なので出費が多くなりがちです。
よって試算上は余裕を持たせて、月20万円として考えましょう。
3000万円でセミリタイアしたら年金に加入できない!?
私は5000万円の資産の一部を、個人年金として運用しています。
私が現在加入している個人年金は下記のような内容なのですが、3000万円でセミリタイア生活を始めた場合は、このような個人年金に加入するお金の余裕はおそらく無いでしょう。
60歳から
夫婦で年間約250万円
死ぬまで受け取る
※1ドル105円で試算
もしも個人年金が準備できていない状態だと、当てにならない日本の養老年金の現状を考えると、老後の生活に大きな不安が残り「失敗した!」と後悔するかもしれません。
セミリタイア生活を目指す際に、現在加入している保険を見直して、保険料を削減する検討は効果大です!
見直して節約出来たお金は、使わずに毎月の追加投資に回しましょう。
3000万円でセミリタイアしたら生命保険に加入できない!?
もしも私のように5000万円貯金してからセミリタイアすると、「これからもうひと頑張りする予定だった50代」が亡くなった場合のリスクを減らせます。
つまり生命保険に加入することによって、将来の稼ぎ頭(例えばアフェリエイトやブログなどで収入を得ようとしている私)が死ぬリスクを回避出来ます。
家族に海外移住を進めた私が、途中でいきなり死んでしまったら、残された家族は間違いなく不幸(私がいなくなって悲しいということではなく、この先のお金の心配です(笑))だと思います。
家族にそんな思いをさせない為の生命保険ですが、3000万円でセミリタイアした場合は予算的に加入は難しい(=保険料が払えない)でしょう。
まとめ:50代が3000万円でセミリタイアしたら失敗するの?
- ◯独身なら大丈夫
- ✕既婚ならオススメしません
- ✕まず個人年金に入れない
- ✕まず生命保険に入れない
- △余裕のない暮らしになる
- △失敗したと後悔しやすい
50代の既婚が5000万円を貯金してからセミリタイアすれば
- 早期退職したい
⬇ - 毎月20万円で暮らす
⬇ - 早死しても生命保険がある
⬇ - 長生きしても個人年金がある
という暮らしになりますが、3000万円の貯金額でセミリタイアすると
- 早期退職したい
⬇ - 毎月20万円で暮らす
⬇ 早死しても生命保険がある
⬇長生きしても個人年金がある
3番と4番の2つが無くなってしまい、50代既婚者がセミリタイアしたいと家族を説得する際に
と言われてしまいそうです。
それでも50代の既婚者が3000万円でセミリタイアを始めるならば、最低でも足りない生活費分は自分で確実に稼げなければいけません。
つまり
セミリタイアしてから毎月20万円ほどの生活費を、安定して稼げる仕組みを「必ず」作らなければいけない
ということになります。
これは在宅ワークでも良いですし、Youtuberでもブロガーでもアフェリエイターでも構いません。稼ぐ人は主人でも奥様でも、またはお子さんでも構いません。
家族全員で一致団結してセミリタイアする「覚悟(=生活費を稼ぐ)」があれば、3000万円でも実現できるでしょう。
しかし実際は「必ず」生活費を稼がなくてはいけないというプレッシャーを日々受け、精神的にかなり不安になりますので、何度も繰り返しますが3000万円でのセミリタイアは「よほどの強い意志と家族の絆」が無い限りおススメしません。