サイドＦＩＲＥ中：独身が2000万でセミリタイアしたらどうなる？

こんにちは。家族4人とセミリタイア生活をして暮らしているアキラといいます！

2000万円貯めてセミリタイアを実行する。

これは普通のサラリーマンにとって、再現性のある現実的な方法です。

私自身は独身であれば1000万円以上貯めることをオススメしていますので、絶対に2000万円まで貯めなければいけないわけではありません。

とはいえ確かに資産が多ければその分、セミリタイア後の生活はラクになります。

そこでこれから普通の独身が2000万円を貯めてセミリタイアすると、どのような暮らしになりメリットやデメリットは何なのかについて詳しくお話します。

また自分が目指すセミリタイア生活に、2000万円もの大金が本当に必要なのかについても合わせて徹底解説します！

独身が2000万円でセミリタイアしたらどうなる?

2000万円でセミリタイア生活を始めた場合、大きくは下記の2つに分かれます。

独身が2000万でセミリタイア！稼げる場合

もしセミリタイア後に自分が必要な金額を安定して稼げるならば、かなりゆとりのある暮らしができるでしょう。

例えば2000万円を長期的にリスクが少ないインデックス投資などで、年利4％で投資したとすれば年間80万ほどの資産運用益が見込めます。

そして毎月10万円の生活費（＝年間120万円）で暮せば、不足分は年間たった40万円です。

もし毎月10万円稼げるなら、年間80万円貯蓄できることになります。

例えば毎月5万円（年間60万円）追加投資し、残りの20万円は医療費などの突発的な一時支出に備えるのも十分アリな選択肢でしょう。

現在セミリタイア実践中！いくらあれば？結局独身はいくら必要なの？現在セミリタイア実践中のプロが、いくらあれば結局独身はセミリタイアできるのかについて徹底解説しています。具体的にいくら必要なのか？どのくらいの期間が必要なのか？実際にFIREして分かったリアルな現実や、注意すべき点についても体験談と一緒に説明します。...

独身が2000万でセミリタイア！稼げない場合

もしセミリタイア後に稼げない生活になると、当たり前ですが貯めた2000万円を切り崩して暮らすことになります。

具体的に試算すると20年目までは毎月10万円の生活費で暮らせますが、21年目には生活費が不足するでしょう。

ちなみに1000万でセミリタイアした場合は8年で生活費が不足しますので、それに比べると12年ほど長くはなります。

年	年齢	(A) 貯蓄額		(B) 生活費	(A) – (B) 合計
		金利	3%
1	30	¥20,000,000		220万	17,800,000
2	31	18,334,000		120万	17,134,000
3	32	17,648,020		120万	16,448,020
4	33	16,941,461		120万	15,741,461
5	34	16,213,704		120万	15,013,704
6	35	15,464,116		120万	14,264,116
7	36	14,692,039		120万	13,492,039
8	37	13,896,800		120万	12,696,800
9	38	13,077,704		120万	11,877,704
10	39	12,234,035		120万	11,034,035
11	40	11,365,056		120万	10,165,056
12	41	10,470,008		120万	9,270,008
13	42	9,548,108		120万	8,348,108
14	43	8,598,552		120万	7,398,552
15	44	7,620,508		120万	6,420,508
16	45	6,613,123		120万	5,413,123
17	46	5,575,517		120万	4,375,517
18	47	4,506,783		120万	3,306,783
19	48	3,405,986		120万	2,205,986
20	49	2,272,166		120万	1,072,166
21	50	1,104,331		120万	-95,669

※単位：円

2000万円を貯金してからセミリタイアを目指せば、試算上20年間無収入でも生活できます。

なのでどれだけ遅くてもこの20年間で自分で収入を得る努力をして、毎月10万円以上の収入を得られる仕組みを作らないといけません。

そうすればそれ以降もセミリタイア生活が続きます。

独身が2000万円でセミリタイアするメリットは？

独身が2000万円を貯金してセミリタイアする最大のメリットは

です。

つまり自分が必要な金額を稼ぐための準備期間が、なんと20年間近くもある点です。

もちろんセミリタイア当初から稼ぐことができれば、2000万円の資産をもっと増やすことも可能です。

独身が2000万円でセミリタイアするデメリットは？

2000万円を貯金してからセミリタイアすることで、デメリットが２つほどあります。

2000万円でセミリタイアするとかなり時間が必要

2000万円という大金を貯める為に、必要な年数は下記の通りです。

年	年齢	年間36万円 追加投資 金利3%		年間100万円 追加投資 金利3%
		追加額	金額	追加額	金額
1	30	36万	370800	100万	1030000
2	31	36万	752724	100万	2090900
3	32	36万	1146106	100万	3183627
4	33	36万	1551289	100万	4309136
5	34	36万	1968628	100万	5468410
6	35	36万	2398486	100万	6662462
7	36	36万	2841241	100万	7892336
8	37	36万	3297278	100万	9159106
9	38	36万	3766997	100万	10463879
10	39	36万	4250806	100万	11807796
11	40	36万	4749131	100万	13192030
12	41	36万	5262405	100万	14617790
13	42	36万	5791077	100万	16086324
14	43	36万	6335609	100万	17598914
15	44	36万	6896477	100万	19156881
16	45	36万	7474172	100万	20761588
17	46	36万	8069197	–	–
18	47	36万	8682073	–	–
19	48	36万	9313335	–	–
20	49	36万	9963535	–	–
21	50	36万	10633241	–	–
22	51	36万	11323038	–	–
23	52	36万	12033529	–	–
24	53	36万	12765335	–	–
25	54	36万	13519095	–	–
26	55	36万	14295468	–	–
27	56	36万	15095132	–	–
28	57	36万	15918786	–	–
29	58	36万	16767150	–	–
30	59	36万	17640964	–	–
31	60	36万	18540993	–	–
32	61	36万	19468023	–	–
33	62	36万	20422864	–	–

※単位=円

毎月3万円づつ貯金(年36万円)した場合は33年後、毎月5万円とボーナス40万円(毎年100万円)貯金した場合は16年で2000万円貯まります。

	年36万円 貯金した場合	年100万円 貯金した場合
2000万円 貯金するまでに 必要な年数	33年	16年

年36万円貯金した場合は33年もかかり、正直長すぎるので現実的ではありません。

30歳で資産運用を始めたとしても62歳。

40歳なら72歳になってしまいますので、もはや早期リタイアやセミリタイア生活ではないです。

毎年100万円を追加投資して年利3%で運用すれば、16年で2000万円を貯めることが出来ます。

先ほどの33年と比べれば16年と縮まりましたが、それでも1000万円貯める時は9年でしたので、やはり2000万円貯めるにはかなりの時間が必要なのがデメリットになります。

2000万円でセミリタイアではなかなか早期退職できない

2000万円を貯めるには最短で16年も必要になってしまうと、現在のサラリーマン生活からなかなか卒業できないのがデメリットです。

これは特に現時点で会社員として働くことが苦痛な方にとっては、非常に問題だと思います。

まとめ：結局独身が2000万円でセミリタイアしたら？

独身が2000万円でセミリタイアするというのは、かなりゆとりのある方法になります。

なのでもしも今の会社員生活が苦しくて、一刻も早くセミリタイアしたいのであれば、1000万円で実行することも検討しましょう。

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