こんにちは、アキラ(@akirakaigai_com)です。
先日【体験談】アメリカの日本食レストラン:実力とメニューを徹底解説で、アメリカ地方都市の日本食レストランの実力や、食べられるメニューについてお話ししました。
今回はその続きとなる、アメリカの日本食レストランの価格や味についてお話しします。
具体的にはこの記事を読むことで、下記の4点について分かります。
・アメリカ日本食レストランの価格
・アメリカ日本食レストランの安全性
・アメリカ日本食レストランの味
・アメリカ日本食レストランの注意点
・結局アメリカの日本食レストランはアリ?
それでは早速始めましょう!
アメリカ日本食レストランの価格について
まず初めにお話ししたいのが、アメリカには日本人が関与している場合が多い本物の日本食レストランと、本当の日本食を知らないオーナーや料理人が経営している偽物の日本食レストランがあります。
そして料金については「本物の日本食レストラン」と「偽物の日本食レストラン」では大きく違いはありません。
料金はおおよそ下記の通りとなります。
そして悲しいことですが、アメリカ人の中でこれら本物と偽物の差が分かっている人は殆どいません。
料理名 | 概算料金(円) /1人前 1ドル 100円換算 |
|
1 | 寿司、刺身 | 約2500円 |
2 | 揚げ物 コロッケ、アジ イカ、天ぷら |
単品各600円 定食約1300円 |
3 | 焼き魚 さば、サンマ ほっけ |
単品各600円 定食約1300円 |
4 | 麺類 ラーメン そば、うどん |
約1000円 |
5 | 丼もの かつ丼、親子丼 天丼、牛丼 |
約1000円 |
6 | 酒の肴 塩辛、酢の物 胡麻和え、漬物 |
約500円 |
7 | デザート ケーキ、アイス クレープ |
約300円 |
※参考データ:筆者の経験と実績
※値段は概算
なおこの他に飲み物代やチップ(基本15%以上)が必要になります。
本物の日本食レストランではお茶が無料のところが多いですが、偽物の日本食レストランでは有料のところが多いです。
アメリカ日本食レストランの安全性について
アメリカにある日本食レストランの安全性については、本物でも偽物でもほぼ同じでお腹を壊す確率は基本同じです。
アメリカ日本食レストランの安全性:生ものについて
特に刺身や寿司に関しては、量を食べれば翌日お腹が緩くなったりすることがありますが、これはどの店にも言えることです。
しかしながら
・病的な痛みや
・食中毒のような症状や
・アニサキスなどの寄生虫に苦しむ
ような事は基本ありません。
アメリカ日本食レストランの安全性:生もの以外について
基本火が通っているものでおなかを壊すことはありませんが、1つ注意したいのが揚げ物などの油を多く使った料理です。
アメリカのレストランは全般的に「揚げ物の油を出来るだけ落として提供する」という概念が無いようです。
よって油ギットリの揚げ物が運ばれてきますので、これでおなかを壊す人も中にはいますので注意しましょう。
アメリカ日本食レストランの味について
味覚については人それぞれですが、私なりの評価は下記の通りです。
料理名 | 本物の日本食 レストラン |
偽物の日本食 レストラン |
|
1 | 寿司、刺身 | ||
2 | 揚げ物 コロッケ、アジ イカ、天ぷら |
||
3 | 焼き魚 さば、サンマ ほっけ |
– | |
4 | 麺類 ラーメン そば、うどん |
||
5 | 丼もの かつ丼、親子丼 天丼、牛丼 |
||
6 | 酒の肴 塩辛、酢の物 胡麻和え、漬物 |
– | |
7 | デザート ケーキ、アイス クレープ |
日本と全く変わらない味
日本とほぼ変わらない味
普通においしい味
何かが違う
次は絶対頼まない
なお私の味覚ですが
・中流階級のサラリーマン家庭で育ち
・吉野家もマックもこよなく愛し
・海外生活が長く日々日本食に飢えている
ので、決してグルメな舌ではありません(笑)
上記にも書きましたが、本物の日本食レストランと偽物の価格差はありませんので、日本人ならば本物があればそちらに行きましょう。
もちろん本物は偽物に比べて混んでいますが、アメリカでは電話で予約出来るレストランがほとんどです。
また本物は日本人がオーナーである場合や、日本人が働いている場合が多々ありますので、電話予約の際も日本語が通じて安心な場合が多いです。
アメリカ日本食レストランの注意点
アメリカ駐在員として赴任したら、日本食レストランでは下記の2点に気をつけましょう。
・飲酒運転
・周りを気にする
アメリカ日本食レストランの注意点:飲酒運転
異国の地で久しぶりの日本食を食べれば、ついビールなどのお酒も飲みたくなったりするでしょう。
しかし飲酒運転は、州にもよって違いますが基本違法ですのでやめましょう。
確かに一定量を超えなければ違反ではない場合もありますが、一度お酒を飲んでしまえばビールグラス1杯で済まなくなる場合もあるでしょう。
実際私の友人は飲酒運転で捕まり、一日牢屋の中で泊りました。
牢屋の中には入れ墨がたくさん入った人がたくさんいて、「お前は何をしたんだ」と聞かれ怖くて寝れなかったそうです。
とはいえ折角なので飲みたい気持ちも分かります。
アメリカでもUberなどが代行サービスを始めているらしいですが、地方都市にはまだ浸透していないことがほとんどです。
そこでおススメは
・料理をテイクアウトして自宅で飲む
・レストランから徒歩圏のホテルに宿泊
です。
後者はホテル代がかかりますが、安い部屋なら50ドル前後で泊まれ、非日常的な気分も味わえるのでおススメです。
アメリカ日本食レストランの注意点:周りを気にする
おいしい日本食を食べながら話をしていると、つい声が大きくなったり口が軽くなったりしがちです。
お酒を飲みながらであればなおさらです。
しかしおいしい日本食レストランには、やはり日本人が集まってきます。
そして時には
・会社の取引先
・会社のお客様
・会社の同僚や上司
・学校関係の知り合い
などが「気が付いたら」近くにいる時があります。
よって
・不平不満
・グチ
・自分の事や他人の事
・取引先の悪口
・学校の先生への陰口
等には十分注意しましょう。
結局アメリカの日本食レストランはアリか?
結局アメリカにある日本食レストランは、アメリカに長期住んでいる日本人にはありがたい存在ですが、日本から来たばかりの人にはあまりおススメしません。
日本食レストランで高いお金を払うのであれば、おいしいステーキやシーフード、韓国焼肉はインドカレーを食べたほうが有意義かもしれません。
実際日本から来たばかりの頃は、アメリカの食事について
・口に合わない
・脂っこい
・甘すぎる
・日本食もマズイ
と不平不満を言う事が多いです。
しかし半年経てば、当初より気にならなくなってきます。
そして1年経てば、更に気にならなくなってきます。
そして3年経てば、もう全く気にならなくなります。
アメリカはアメリカ、日本は日本です。
おいしくて安い日本食は、日本に一時帰国した時の楽しみに取っておきましょう。
逆に考えれば「こんな変な(個性的な)日本食」は、アメリカでしか食べられません。
そういった意味であえて偽物日本食レストランを試してみるのも、面白いかもしれません。
ただし本当においしい日本食が食べたいときは、本物の日本食レストランにしておきましょう。
ご清聴ありがとうございました(^^)/
アメリカで暮らす際の具体的な生活費について知りたい方は、下記の記事を参照下さい。
【徹底解説】アメリカ駐在の生活費:「住宅と電気・ガス・水道」編
【徹底解説】アメリカ駐在の生活費:「携帯やネットケーブルTV」編