こんにちは。現在家族4人と海外移住しながら、セミリタイア生活中のアキラといいます!
早速ですがフィリピンって、何となく生活費が安いイメージありませんか?
ちなみに私が移住前に持っていた勝手なイメージは
- 毎日海辺のハンモックでゆったり
- 1杯100円くらいのカクテルを飲み
- 1食200円くらいのご飯を食べる
もちろんカクテルやご飯は貧しいものではなく、日本で頼めば500円以上は間違いなくするレベルの食事を想定。
毎月の生活費は独身であれば5万円くらい、既婚でも10万円くらいと根拠なく予想したり…。
私は2019年からフィリピンの地方都市ドゥマゲッティ(ドゥマゲテ)に家族4人で生活しましたが、これらのイメージと現実は大きく違うと移住してから分かりました。
詳細については後述しますが、1杯100円のカクテルはありませんし、1食200円の食事は存在しますが質素なものが殆どです。
そこで今回は私が昔の自分にも教えたい、現実的なフィリピン地方都市ドゥマゲッティの1ヶ月生活費はいくらなのかについてお話しします。
具体的にはこの記事を読むことで、下記の2つについて分かります。
・ドゥマゲッティの生活費:独身者編
・ドゥマゲッティの生活費:既婚者編
我が家が実際にフィリピンで生活して分かった、経験や体験談も踏まえてお伝えします。
なお今回は私が現在住んでいる、フィリピン地方都市ドゥマゲッティの生活費ですので、マニラやセブ等の都会であれば生活費はもっと高くなるのでご注意ください!
フィリピンの1ヶ月生活費は?独身の場合
独身の方がフィリピンの地方都市ドゥマゲッティで暮らした場合、生活費として必要な額はおおよそ月10万円です。
もちろん月7-8万円でも生活はできますが、現地の方に近い生活になるので不便&不快に思うこと(食事の質や虫が多いアパート等)が増えるでしょう。
項目 | 金額 (フィリピンペソ) |
|
1 | 住居関係 (家賃、公共料金) |
20000 |
2 | 食料品、外食費 | 24000 |
3 | その他 (携帯/ネット /移動) |
2000 |
合計 | 46000 |
※1フィリピンペソ=2.1円として試算
46,000ペソ✕2.1円=96,600円
フィリピンの家賃1ヶ月分:独身の場合
今回の試算では家賃と公共料金込みで20000ペソ(約4万円)としています。
正直20000ペソは、他の賃貸と比べ大変高額です。
通常10000ペソ(約2万円)ほど出せば、1人向けの物件はたくさんあります。
しかし先ほども少しお話ししましたが
・虫や異臭に悩むことが少ない
・泥棒などが入りづらい安全な場所
を希望するなら、このくらいの予算で初めは考えておきましょう。
安くなる分には問題無いと思いますので、ここでは少し余裕を見た金額で試算します。
これだけの高給アパートに住めば、日々の生活も快適に暮らせます。
快適の定義(一例)
- 家に虫(アリやゴキブリ)が殆ど出ない
- ゴミ出しを好きな時にできる
- 草むしりもしなくて良い
- 家の周りを掃除しなくて良い
- 公共料金の支払いを代行してくれる
- スクーターや車を洗ってくれる
- 不在時に荷物を受け取ってくれる
- きちんと教育された管理人がいる
ちなみにフィリピンの公共料金は、電気代以外は格安です。
独身であれば月2000ペソ(約4000円)前後だと思いますが、どれだけ電気を使う生活なのかによって金額は大きく変わってきます。
フィリピンの自炊&外食&消耗品1ヶ月分:独身の場合
次に独身者がフィリピン地方都市で生活する際の、自炊や外食及び消耗品費用について解説します。
お金を節約するということだけを考えれば、独身の方は安い食堂で外食したほうが自炊よりお得です。
特にこのドゥマゲッティを始めとする地方都市に住めば、スーパーで1人分の材料を買って家で自炊するより、外で食べてしまった方が安いこともあるでしょう。
我が地方都市では1人500ペソもあれば、3食(朝・昼・晩)おいしいものが食べられます。
よって1ヶ月30日とすれば、独身の場合の外食費自体は15,000ペソで十分です。
今回の外食費の中には、酒代も5000ペソ(約1万円)ほど入れてあります。
ビールは1本50ペソ(約100円)前後ですので、1ヶ月100本ほど飲める予算を取りました。
飲みすぎにはご注意ください…(笑)
なおビール以外のワインなどは、おおよそビールの3倍前後の価格で割高です。
消耗品やたまに家で食べたいものがある場合の予算として、今回は4000ペソ(約8000円)で試算しています。
主な消耗品の一例
商品 | 価格 (フィリピンペソ) |
シャンプー リンス ボディー ソープ |
各200ペソ (400円) |
石鹸 | 50ペソ (約100円) |
洗濯用洗剤 アリエール 1キロ |
250ペソ (約500円) |
洋服 ズボン ワンピース |
各250ペソ (約500円) |
※価格は概算
フィリピンの携帯&ネット&移動費1ヶ月分:独身の場合
次にフィリピンのドゥマゲッティで生活する際の、自炊や外食及び消耗品費用について説明します。
フィリピンドゥマゲッティの場合、各費用の相場は下記の通りです。
フィリピンの携帯代は15日で60ペソ(約130円)
フィリピンには2大キャリアのグローブとスマートがありますが、実際現地人が使っているのはそれらより安いキャリアのSMやTNTやSUNやチェリーモバイルです。
そして日本語のネット情報ではあまり見かけませんが、安いもので15日間約1G=50~60ペソ(110円〜130円くらい)のプランがあります。
グローブやスマートの約2分の1です。
これはデータのみの料金で、通話は別途1分7ペソくらい必要になります。
海外移住の場合はそれほど電話は必要ないと思いますので、上記予算では300ペソ(約660円)で計算しましたが、実際はこの半分くらい(150ペソ前後)でも十分可能でしょう。
フィリピンのインターネット代は平均1500ペソ(約3300円)
フィリピンにはPLDT(スマートの親会社)やグローブが提供している自宅用インターネットサービスや、電力会社などが提供しているGoogle Wifiなどがあります。
いずれも月999~1999ペソの価格帯が多く、今回は平均の1500ペソ(約3300円)で試算しました。
私が実際契約しているアパートは、月1000ペソで契約可能です。
スピードも上下各80Mは出ており非常に快適です。
家賃の高いアパートの場合は、こういったインフラメリットがあることもあります。
フィリピン町内の移動費は平均300ペソ(約660円)で十分
フィリピンの街中を移動する際は、自分のバイクで移動する場合と、トライシクルというタクシーのような乗り物を使う場合が主流です。
通常それぞれ月300ペソ(約660円)もあれば、ガソリン代や運賃(トライシクルは1回10ペソ)は十分でしょう。
フィリピンの1ヶ月生活費は?既婚の場合
家族持ちや子連れの既婚者が、我がフィリピンの地方都市ドゥマゲッティで暮らした場合、1ヶ月の生活費はおおよそ20万円です。
独身との違いは
- 広い家が必要=家賃が大きく上がる
- 子供の養育費(学費、塾等)が必要
- 人数分の食費や外食費が必要
- 電気、ガス、水道はそれほど大差なし
項目 | 生活費 (ペソ) |
|
1 | 賃貸アパート 2LDK |
29,000 |
2 | 電気 | 3,000 |
3 | ガス | 150 |
4 | 水道 | 1,300 |
5 | 食材 消耗品 |
20,000 |
6 | 外食 遊興費 |
15,000 |
7 | 携帯3人分 | 500 |
8 | ケーブルテレビ インターネット |
1,000 |
9 | ガソリン | 400 |
10 | 学費 ・現地校 ・習い事 |
11,000 |
合計(ペソ) | 81,350 下記追記参照 |
|
合計(円) | 162,700 下記追記参照 |
※前提条件
・家族4人分の生活費
・節約しすぎない心にゆとりある生活
・1フィリピンペソ=2円で計算
※2022年4月追記
子供が高校生になった為、教育費を11000ペソから15000に増やしました。
なので最近の生活費の合計は85350ペソ(約17万)です。
また近頃円安がスゴいので、追記時のレートでは20万円ほどになります。
フィリピンの地方都市ドゥマゲテに、家族4人で海外移住を始めて2年目に突入しましたが、我が家の生活費は約163,000円/月です。
実際我が家の生活費は、移住1年目のときは約19万円でした。
当初の予定と1年目の生活費は毎月20万円でしたので、現在の約17万円弱の生活費と比べれば、毎月3万円くらいは安い生活費で海外移住暮らしができている感覚です。
この毎月3万円を節約出来ている分は、いざという時の為に貯金するか、日本への一時帰国費用等にします。
2024年最新生活費は下記記事からどうぞ!
まとめ:フィリピンの1ヶ月生活費は結局いくら?
独身の場合
- 1ヶ月10万円前後
既婚の場合
- 1ヶ月20万円前後
独身や既婚の方がフィリピンのドゥマゲテで暮らした場合、上記の生活費で下記のような暮らしをすることが可能です。
泥棒の心配が少なく
異臭に悩むことも少なく
アリやゴキブリも少なく
エアコンが完備された部屋で
本を読んだりゆっくりしたり
安全なアパートで子供と遊び
海外移住もいいなと思える暮らし
贅沢は出来ませんがストレスの大変少ない、日々豊かでゆったりした生活を送ることができるでしょう。
「贅沢」の一例
- 家政婦さんに掃除や洗濯を依頼
- マッサージに週3回行く
- 外食は1人300ペソ(約600円)
- 予算を気にせずに暮らす