こんにちは。現在家族4人と海外移住しながら、セミリタイア生活中のアキラといいます!
私は現在フィリピンの地方都市ドゥマゲッティ(ドゥマゲテ)で家族と暮らしているのですが、その前は海外駐在員としてアメリカに12年ほど海外赴任していました。
こんな海外駐在員生活が長かった私から見ると、日本から出向している海外駐在員は現地での出会いが極端に無くなり恋愛する機会がほぼ無いのだと思います。
なので専門のサイトを使った健全で安全な出会い探しなどで、お付き合いを始める事もあるでしょう。
しかし実際は海外駐在員でも、職場などでの出会いが全く無い訳ではありません。
職場の中にはたくさんの従業員がいますので、その中で恋愛感情が生まれてお付き合いが始まる可能性もゼロではありません。
しかし待ってください!
海外駐在員の立場で現地従業業員と恋愛関係になると、後々苦労したり後悔する可能性があります。
実際に私自身海外駐在員として12年ほどアメリカで勤務しましたが、残念ながら恋愛事情のトラブルは何度か目にしています。
そこで今回はそんなトラブルに巻き込まれないように、海外駐在員が現地の従業員と恋愛関係になる前に知っておきたい事についてお話しします。
具体的にはこの記事を読むことで、下記の2点について分かります。
- 海外駐在員の恋愛事情:注意点
- 海外駐在員の恋愛事情:付き合い方
好きになってしまったのでもう止められない!という場合も有るかとは思いますが、少なくとも今回お話しする2点については事前に把握し、トラブルになる可能性を最小限にしましょう。
海外駐在員の恋愛事情:注意点について
海外駐在員が外国人や日本人の従業員と恋愛する際、もちろん好きになってしまえば止められないのかもしれませんが、これから話すことを念頭においてから、強い覚悟をもって決行しましょう。
我々海外駐在員は結構な権力者
特に若い方はそう思っていないかもしれませんが、日本からやってきた我々海外駐在員は、現地の従業員から「結構な権力者」と思われていることが多々あります。
日本の本社からやってきて会社の中枢に入り、数々の意思決定や大事なプロジェクトを前面に立って進めていく
何だかものすごくエリート感が出ていますが、現場で日々働いている方にとっては、きっとそんなイメージなのかもしれません。
海外駐在員に逆らうとクビにされる!?
もしある海外駐在員が社内にいる外国人や日本人の従業員に恋愛感情を持ち、告白して付き合う事になったとします。
そして例えば半年後、残念ながら別れてしまったとしましょう。
この時点でもうマズイかもしれません。
「私はハラスメントを受けた」
「好きでもないのに付き合わされた」
「クビになりそうで断れなかった」
残念ながら恋愛関係だった相手側が雇った弁護士から、ある日会社側にこのような連絡が入る可能性があります。
そして訴えられるのはあなた個人ではなく、会社というケースもあるかもしれません。
なぜなら個人を訴えたところで、もらえるお金は限られています。会社を訴えたほうが、もっと(時には億単位)お金を取れますから。
もちろんかつて好きだった人が、自分や会社にそんなひどいことをする訳ないかもしれません。
ただし海外では弁護士などに「この場合だったら訴えれば○千万円取れるよ」と言われ、残念ながら実際訴訟を起こす人も少なくありません。
日本の感覚では危険な海外駐在員と外国人の恋愛事情
自分が好きだった人から訴えられるなんて、日本の感覚では信じられないかもしれませんが、海外では十分考えられることです。
そして恋愛以外のケースでも、例えば普段仲良く接していた会社の同僚(現地人)と飲みに行き、そこでいろいろと会社の裏話をして、その後訴えられるなどもよくある話です。
「これは飲みの席の話だから…」は、海外では残念ながら通じないので、話す相手や内容にも都度注意が必要です。
毎回必ず訴えられる訳ではありませんが、いつ訴えられても決して不思議ではありません
海外駐在員の恋愛事情:付き合い方について
それでは海外駐在員は、現地の外国人や日本人と恋愛できないのか?
もちろんそんなことはありません!
これからお話しする2点についてしっかりと守れば、上記でお話しした様な告訴されたりする確率はかなり少なくなるでしょう。
- 海外駐在員の恋愛は真剣と誠意
- 海外駐在員の立場や権力を使わない
海外駐在員の恋愛は真剣に誠意をもって
これは海外駐在員に限ったことではありませんが、もし現地の外国人や日本人に恋愛感情を持つのであれば、いい加減な気持ちではなく真剣に誠意をもって行動しましょう。
実は日本に彼女や奥さんがいたりすれば、それだけで後々問題になったりします。
そしてこのような場合は我々側の不貞行為としてみなされ、仮に相手側に訴えられた場合こちら側の不利な事実になる可能性があります。
アメリカの裁判は陪審員制度が多く、こういった事実は陪審員の方々には非常に心象が悪く、裁判の判決にも不利になるでしょう。
海外駐在員の立場や権力を恋愛で使わない
いくら恋愛を成功させたいからと言って、海外駐在員の立場を利用した現地人へのアプローチは絶対にやめましょう。
こちらには全くそのような認識が無くても、相手がセクハラやパワハラだと思ったらその時点で大問題になってしまいます。
各種ハラスメントは「相手がそう思うか思わないか」で決まります。
気に入った相手から肩に手を置かれれば嫌な気はしないのでセクハラではなく、逆に好きでもない人に触られれば同じ行為でもセクハラ扱いされかねないので要注意です。
例えば下記のようなことは、基本全てアウトです。
- 会議中に何度も2人きりで個室に
- 仕事中に私的な話を頻繁にする
- 何度も仕事帰りに親睦会に誘う
- 誘ったら断るなと冗談を言う
- 相手の顔を何度もじっと見続ける
もちろん相手が好意を持ってくれて、結果として恋愛がうまくいく場合もあるでしょうが、セクハラ扱いされて訴えられたりすれば大変なことになります。
恋は盲目とはよく言いますが、海外駐在員という立場で現地従業員の外国人や日本人と恋愛をする場合は、上記でお話ししたような自分の立場と常に訴えられる可能性があることを覚悟して行動しましょう。
ご清聴ありがとうございました(^^)/