こんにちは、アキラです。
今回はフィリピンの地方都市で、フィリピンのTIN(納税者識別番号)を取得する方法をお話しします。
・日本人(外国人)でもTIN番号が必要なケース
・申請時に必要なもの
・当日の流れ
・入手した後にする事
上記のようなことを知りたい方は、5分ほどお付き合い下さい。
TIN番号とは
Tax Identification Numberの略で、納税者識別番号になります
その前に簡単な自己紹介を・・・。
改めまして、アキラと申します。
2019年の5月、45歳直前でサラリーマン生活を終わらせ(早期退職)、2019年6月から家族で海外移住しセミリタイア生活を送っています。
日本小中校卒→北米高卒→日本大卒→就職→北米駐在→退職→セミリタイア中
今思えば実現するために、いろいろな準備や調査等をしましたが、忘れてしまう前に今回「実録ドキュメント」として私が実際取った行動などを、ブログという形で公開することにしました。
「私も資産運用して、将来早期リタイアや自分がしたいこと(サラリーマンではない何か)で生きていきたい。その為には海外移住していいかも・・・」と考えている方へ、一つの実例として少しでも参考になれば幸いです。



思ったより簡単に手に入るTIN
まずは結論から。
フィリピンの地方都市でも、TIN(納税者識別番号)は意外なほど簡単に手に入ります。
そして費用は無料です。
実際私の場合、午前8時15分に町にあるBIR(Bureau of Internal Revenue)へ行き、同日の午前9時30分に発行されました。
そして実際の手続きですがが、現地語や英語が全く喋れないと正直厳しいです。
係員に「取得理由は何ですか?」などと聞かれます。
不安な方は事前に理由を紙に書いて、準備しておきましょう。
ただし何とかなる可能性もありますので、まずは自分でトライしてみても良いと思います。
そしてうまくいかなかったり、初めから確実に取得したい場合は、現地語もしくは英語が得意な友人や、現地に日本人エージェントさんがいればお願いしましょう。
(私で良ければお手伝いしますので、下記ブログ記事を参照下さい)

TINが必要なケース
フィリピンで生活する我々外国人が、TINを必要とするケースは、主に下記のような場合です。
・起業する
・不動産投資する
・株式や投資信託で投資する
私の場合はアメリカで資産運用している証券会社(American Funds)へ、住所変更依頼(アメリカからフィリピン)をした際、フィリピンのTINを連絡するように指示されました。
申請時に必要なもの
今回私が申請した際、実際に必要だったものは下記の通りです。
必要なもの | 部数 | |
1 | パスポートコピー(写真部分) | 1枚 |
2 | 申請用紙(Application for Registration Form 1904) | 2枚 |
事前に用意したもの
事前にネットで諸先輩方の体験談等を拝見し、
・パスポート原本
・TINが必要な理由を書いた紙
・SRRVisaカード
も持って行きましたが、実際には使いませんでした。
ただしフィリピンは担当者によって、必要なものが変わります。
よって念のため(重いものでもありませんので)、必要になる可能性があるものは、すべて持って行きましょう。
また書類を記入するボールペンもお忘れなく・・・
当日用意したもの
私の場合、当日用意したものは、申請書(Application for Registration Form)のみです。
書類自体は、建物の入り口に置いてあります。
近くに係員がいますので、目的を伝えれば(私の場合はアメリカの証券会社からTINを連絡するように言われた)、それに合った申請用紙をくれます。
なお我々外国人がTIN番号を取得する際は、フィリピン人の方と違い「Form1904」になります。「Form1901」ではありませんのでご注意を・・・。
申請書右端に番号が書いてありますので、入手したら確認しましょう。
この申請用紙は事前にインターネットから入手可能ですので、事前に用意しても良いでしょう。
ダウンロードはこちらからどうぞ。
申請書の書き方
ちなみに申請書の書き方ですが、一見いろいろな事を記入しないといけないように見えますが、実はそんなことありません。
実際私が記入したものは、下記の項目のみです。
書類に ある番号 | 項目名 | 説明 |
1 | Taxpayer Type | 1回のみでないので、「E.O.98」に×マーク |
2 | Classification | 個人なので「Individual」に×マーク |
3 | Date of Registration | 登録日なので「今日の日付」を記入 |
6 | Sex | 性別は(私の場合は男)Maleに×マーク |
7 | Taxpayer’s Name | 納税者氏名なので自分の名前を記入 |
9B | Spouse Name | 配偶者氏名なので奥様の名前を記入 |
10 | Date of Birth | 自分の誕生日を記入 |
13 | Local Addess | 現在住んでいるフィリピンの住所を記入 |
14 | Zip Code | フィリピンの郵便番号(通常4桁)を記入 |
20 | Tax Types | 投資信託運用なので「Capital Gains Tax」に× |
これでTIN番号を発行してもらえました。
最後に
長くなりそうなので、今回はここまで。
続き(後編)は下記記事をクリック下さい。

ご清聴ありがとうございました(^^)/