こんにちは、アキラです。
昨日下記のブログ記事で、フィリピンTIN(納税者識別番号)の取得方法についてお話ししました。

今回はその続き、後半編です。
それではどうぞ!
目次/Contents
補足説明
今回はここからになります。
・日本人(外国人)でもTIN番号が必要なケース
・申請時に必要なもの
・当日の流れ ← ここから
・入手した後にする事
それでは早速、続きをどうぞ!
フィリピンTIN取得方法:当日の流れ
取得までの流れは、下記の通りです。
①必要書類(パスポートコピー)を持って近くのBIRへ
②入り口の守衛さんにTIN取得の旨を伝え、敷地内に入る
③建物入り口付近にいる係員に、申請書を2枚もらう
④申請書に必要事項を2枚とも記入(同じもの)
⑤入り口で番号札を取り、呼ばれるまで待つ
⑥呼ばれたら、カウンターにいる係員に書類を渡す
⑦数分で番号発行
①必要書類(パスポートコピー)を持って近くのBIRへ
地方都市の場合、グーグルマップで「BIR」と検索すれば、すぐに出てきます。
そして地方の場合は1か所しか出てきませんので、そこに行きましょう。
マニラなどは数か所出てくるようですが、地方都市ではそのような心配は無用です(笑)
なおもし知り合いのフィリピン人がいたら、たまにグーグルの情報が古いことがありますので、念のためBIRの場所を聞いてみましょう。
グーグルの情報と同じであれば、場所は間違いありません。
またパスポートのコピーですが、事前に用意しておきましょう。
町のコピー屋ならば、1枚1ペソ(約2円)で対応してくれます。
パスポートのコピーを用意しておかないと、当日コピーに時間がかかり、待ち時間が余計にかかります。
コピーを用意していないフィリピン人も多く、コピー屋は込み合っており、また値段も通常の数倍はします。
②入り口の守衛にTIN取得の旨を伝え、敷地内に入る
大都会のマニラなどは、もっと厳しいチェックがあるかもしれませんが、地方都市はそのような事がまずありません。
私の場合、守衛さんにTIN取得を伝え、そこにあったノート(訪問者記帳用)に「名前」と「時間」と「サイン」を書いただけで入れました。
また自分のバイクや車で行った場合、通常敷地内に乗り入れ出来ませんので、近くに止めてから入りましょう。
もし場所が分からければ、守衛さんに聞けば教えてもらえます。
地方都市の場合は、駐車場などまず無いので、おそらく路上駐車だと思います。
③建物入り口付近にいる係員に申請書を2枚もらう
敷地内に入り、そのまま建物に向かうと、入り口に各種申請用紙を準備し、我々に適切な書類を渡してくれる係員がいます。
その人に目的を伝え、上記で書いた通り申請書(BIR FORM 1904)を2枚もらいます。
この際我々が外国人(日本人)であることを、念のためアピールしましょう。
「I am Japanese」と言えば十分です。
そうしないと「FORM 1901」を渡され、後でやり直しになる可能性があります。
④申請書に必要事項を2枚とも記入(同じもの)
そこで上記で説明した項目を、その場で記入します。
もちろん事前に準備したほうが、当日の時間短縮になりますので、印刷出来る環境であれば用意しましょう。
プリンターが無い場合は、近所のインターネットカフェや写真屋さんに行けば、有料で印刷してくれます。
USBやSDカードにデータを入れ、持って行けば10ペソ前後(白黒の場合)で請け負ってくれます。
ちなみにカラーは20ペソ前後かかります。
⑤入り口で番号札を取り、呼ばれるまで待つ
申請用紙を書き終え建物内に入ると、番号札を発行してくれる機械(写真左の黄色い画面)があります。
操作方法が分からない場合は、近くにいる係員に聞きましょう。
ちなみに私は、何もせずに係員が番号札をくれました(笑)
なお番号札は日本にもよくある、感熱紙タイプです。
⑥呼ばれたら、カウンターにいる係員に書類を渡す
BIRは基本8時から開きますので、私は8時15分にBIRに入りました。
そして受け取った番号は、上記の通り「36番」です。
どうやら多くの人が7時ごろまでには建物前で並び、8時と同時になだれ込むようです。
結果私は1時間30分ほどで発行してもらえましたが、待つことが嫌な場合は早めに行きましょう(早めに行っても結局建物の外で待ちますが・・・)。

番号が呼ばれたら
・満面の笑みでGood Morning!と挨拶し
・パスポートのコピーと申請用紙2枚を渡し
・聞かれたらTINが必要な理由を説明し
・相手が何かをしだしたらじっと待ち
・番号をくれたら笑顔でThank you!と言って
帰りましょう。
⑦数分で番号発行
TIN番号は渡した申請書2枚の1つに係員が手書きし(右上部分)、ハンコを申請書右下に押して渡してくれます。
係員の手書き数字が個性的で(汚くて)読めない場合が多々ありますので、その場で係員に再確認しましょう。
数字を読み上げて、間違いないか聞けばOKです。
ちなみにTIN番号は、「3桁ー3桁ー3桁」です。
現在どのカウンターで何番まで読んだのか、テレビ画面(下記参照)で分かるようになっています。フィリピンの地方都市では、珍しいハイテク設備です。

入手した後にする事
番号を入手したら、早速必要なところへ展開します。
起業や不動産投資の場合は、指定された書類に記載して関係機関に提出しましょう。
私の場合は、アメリカの証券会社に連絡します。
しかし実際は日本人エージェントさんにお願いしていますので、直接英語でのやり取りは発生しません。
もしアメリカで優秀な日本人エージェントさんを探しているのであれば、下記のブログ記事を参照し一度連絡してみて下さい。
きっと希望されていることに対して、しっかりと対応してもらえます。

最後に
これからの時代、後でもめない為にも、税金はきちんと払うべきです。
特にフィリピンはアメリカの文化に大きく影響を受けていますので、お役所の仕組みや書類の流れもアメリカをまねているようです。
よってアメリカの税金徴収の仕組みも、まねていると思われます。
つまり徴収プロセスが確立しているという事になりますので、海外(アメリカや日本)のキャピタルゲインなどは、後で見つかり追徴課税される前にしっかりと事前に申告し、払うものはしっかり払いましょう。
ご清聴ありがとうございました(^^)/