こんにちは、アキラ(@akirakaigai_com)です。
家族4人でフィリピンへ海外移住して半年以上過ぎました。
物価が安い国で暮らしてみて分かりましたが、全てにおいて日本より物価が安い訳ではありません。
いわゆる「外国人価格」も存在していますので、同じものでも買う場所によって値段が倍以上違いことも珍しくありません。
そこで今回は実際に物価の安い国に半年以上住んで分かった、価格の実情についてお話しします。また我々外国人が受けやすい、金銭感覚の変化についても説明したいと思います。
具体的には今回の記事を読むことで、下記の2点について分かります。
・物価が安い国に海外移住:価格の実情
・物価が安い国に海外移住:金銭感覚の変化
・物価が安い国に海外移住:注意点
実体験を基にお話ししますので、3分ほどお付き合いください。
それでは早速始めましょう!
・海外移住4ヶ月目で分かったこと
子供と一緒に海外移住!知っておきたい学校生活が順調か見分けるコツ
・海外移住5ヶ月目で分かったこと
海外移住体験記:徐々に出てくる「焦りと欲」で生活費が足りない!?
・海外移住6ヶ月目で分かったこと
フィリピン学校教育とアラフィフブログの実情【海外移住6ヶ月で判明】
物価が安い国に海外移住:価格の実情について
実際に早期退職しセミリタイア&海外移住生活8ヶ月目に突入すると、観光地や名所といったものに興味を示さなくなってきます。
移住前まではネットで情報を集め、あれほど行ってみたかった観光スポットも結局一度も行っていません。
行かない主な理由は下記の2点です。
・物価が安い国でも観光客向けのものは高額
・もし行きたくなったらすぐに行ける
物価が安い国でも観光客向けのものは高額
観光客が来るような場所にあるものは、大抵すべて割高で現地住民はまず行きません。
現地人を見かける場合は、その人がそこで仕事をしているからです。決してものを買いに来ている訳ではありません!
割高な観光地の一例
・1本80円のビールが倍の160円
・1食300円の食事が倍以上の700円
・現地申し込み4000円のツアーが6000円
※金額は概算
観光客向けの施設は綺麗に整備されており、接客対応も食べ物の味もきちんとしている事が多いです。気持ちよくその日を楽しむことが出来るのは良い点です。
日々の激務の疲れを癒しに来ている観光客や短期留学の方には、これくらいの差額はたいしたことではなく気持ちよく楽しく過ごせるほうが重要かもしれません。
私も会社員時代はそうでした。
ただし毎月20万円で生活している私にとっては、非常に贅沢な場所ですので知り合いや親族が来たとき以外はほぼ行きません。
もし行きたくなったらすぐに行ける
早期退職して海外移住をしながらセミリタイア生活を送っていると、近くにある観光地はいつでも行ける存在なのでつい足が遠くなりがちです。
・東京タワーの近くに住んでいる
・スカイツリーの近くに住んでいる
我が地方都市にある観光地は、上記のものとは比べ物にならないほど小さいですが、地元の方がそれほど頻繁に行かないという点では同じだと思います。
そもそも何度も行けば、さすがに飽きてしまうでしょう。
親子母子留学の方を中心に、この町には多くの短期移住者の方がいます。
それらの方々は限りある海外生活の中で、計画的に観光スポット巡りをされています。
【親子留学体験記】セブ島ではなくフィリピン地方都市で楽しく学ぶ!
物価が安い国に海外移住:金銭感覚の変化について
海外移住して半年が過ぎた頃には、自分自身の中で金銭感覚が変わってきます。それはつまりフィリピン人が持っているお金の価値感が、少しずつ感じ取れるようになるということで、自分の金銭感覚がフィリピン人の方と近くなります。
物価感覚は100ペソ200円ではなく500円
フィリピンの通貨はフィリピンペソ(以下ペソ)で、2020年2月時点のレートは1ペソ約2円です。
よって計算上100ペソは、2倍の200円となります。
しかし私が物価の安いフィリピンで暮らして感じたのは、感覚的には2倍ではなく5倍にすると丁度我々日本人の感覚に合います。
つまり感覚的には100ペソ=500円となります。
フィリピンの物価:一般住民の金銭感覚
例えば我がフィリピンの地方都市に住む一般住民のランチ代ですが、自炊の人を除けばおおよそ100ペソ前後です。
つまり実質の為替レート上では、1食約200円となり日本人には割安に感じられます。
しかし実際にフィリピン人の感覚に合わせてみると、500円のランチを食べている感覚なのだと私は思います。
フィリピンでは貧富の差が激しく、例えば学校の昼食でもそれは顕著です。
お金に余裕が無い人は自宅から弁当を持参し、中身は白いご飯とおかず1品だけ。
色どりとか何も関係ありません。お弁当箱もいわゆる日本で使われているようなものではなく、上記写真のようなタッパーに入れて持ってきています。
30度を超える夏の暑い時期でも、保冷材も使わずタッパーです。
正直「衛生面で大丈夫か?」と心配になってしまいます。
逆にお金持ちの子供は近所のエアコンが効いたレストランで、私でもめったに食べられないような1食200ペソ以上の料理をほぼ毎日食べているそうです。
200ペソは為替レート上では約400円ですが、感覚的には1000円になります。一般的な月給が1万円ほどのフィリピン地方都市の従業員では、通常自分はもちろん子供のランチに1000円も出せません。もちろん我が家も無理です。
物価が安い国に海外移住:注意点について
まず結論ですが有り余るお金が無い限り、物価が安い国だからというだけで、海外移住生活をするとおそらく失敗します。
海外移住しながらお金を稼いで、生活しようと思っている方は、決して楽な生活でないことを覚悟した方が良いでしょう。
会社員として働かず、安定した給与がないということは、お金に余裕が無い人にとってはかなりのプレッシャーになります。
【体験談】リタイア後に海外移住したら感じる不安と解決する方法
会社に大きな不満が無く、単に「海外移住をしたら楽しそうだから」という理由では私は絶対に海外移住をおススメしません。
ご清聴ありがとうございました(^^)/
我が家がフィリピンに海外移住する為に行った準備や方法、お金やその他具体的な内容について知りたい方は、まとめ記事【体験談】独身や家族が安く楽しく海外移住!本当におすすめなのか?を参照下さい。