こんにちは、アキラ(@akirakaigai_com)です。
先ほどフォロアーさんから、この記事について教えて頂きました。
留学先での性暴力、被害者ら実態調査 不安で頼ったら…:朝日新聞デジタル
残念ながら海外駐在員の中には、海外に来たばかりの留学生に親切にして、断りにくい状況を利用して犯罪行為をする人もいます。
同じ海外駐在員だった私としては、何とも言えない怒りや腹立たしさを感じます。
今までこのアキラ海外ブログでは、海外駐在員が赴任先でセクハラやパワハラなどのハラスメント行為を、絶対にしない為の注意点についてお話ししてきました。
昨日今日と急上昇してきた記事。アメリカ駐在員が気をつけるべきハラスメントについて。有名なのはパワハラやセクハラですが、それら以外にもハラスメントはあります。意外に知ってそうで知らないかも。以前中小企業で働いていましたが、かなり緩かったです(/・ω・)/https://t.co/H9XM23c5gs
— アキラ@フィリピンセミリタイア (@akirakaigai_com) July 7, 2020
そして今回の記事では、海外駐在員のセクハラに対する甘い認識を打ち砕くべく、絶対に加害者にならない為の行動や注意すべき点について、もう少し掘り下げてお話しします。
具体的にはこの記事を読むことで、下記の4点について分かります。
・海外駐在員のセクハラ:考え方を変えろ!
・海外駐在員のセクハラ:行動を変えろ!
・海外駐在員のセクハラ:変化を感じろ!
・海外駐在員のセクハラから身を守る方法
私がアメリカ駐在員だった12年間で学んだことや体験談を交えてお話しします。
これを読み終わる頃には、誰もが加害者にも被害者にもならずに済むでしょう。
それでは早速始めます!
海外駐在員のセクハラ:ハラスメントの考え方を変えろ!
海外駐在員として外国に赴任すれば、日本にいた頃以上に権力を持つことになります。
・一般の平社員が課長に
・課長が部長に
・部長が社長や副社長に
そして中には勘違いする人も出てきます。
・俺は偉いんだ!
・部下は俺の言うことを聞け!
・権限があるんだ!
海外駐在員の危険性:セクハラやハラスメントと紙一重
ある意味これは正しいです。
海外駐在員として赴任すればそれなりの役職をもらえますので、今までの職位より偉くなりますし、周りの部下たちはチヤホヤしてくれます。
実際に仕事でも権限を持って働きます。
そんな環境で働いていれば、中には気が大きくなったり、強引に物事を進めるクセが付いてくる海外駐在員も出てきます。
この「気が大きくなったり」「強引に物事を進めるクセ」が、セクハラなどのハラスメントにつながります。
「まず俺が言ったことをやって!」
「俺が頼んでるんだからやって!」
「俺そんなことしてって言ったっけ!」
これに近いことを、部下や現地の人に言っていませんか?
海外駐在員の考え方:セクハラやハラスメントの境界線
人間権力を持ったり自分に自信が出てきたりすると、他の人に対して攻撃的になる回数が増えてきます。
本当の人格者であればそんなことは無いのでしょうが、海外駐在員として急に赴任した人の場合は、特にハラスメントをしやすいので注意が必要です。
具体的なハラスメントの種類などについては、パワハラやセクハラには要注意!アメリカ駐在員向けハラスメント講座をご覧下さい。
こんな攻撃的な海外駐在員は
・セクハラはコミュニケーションの一部
・パワハラは指導の一部
・その他のハラスメントは相手の被害妄想
という考え方になってしまうことが多いです。
海外駐在員がセクハラなどのハラスメント加害者にならない為には、まず上記の様なセクハラやパワハラ、そしてその他のハラスメントに対する考え方を根本から変える必要があります。
・セクハラはコミュニケーションではない!
・パワハラは指導ではない!
・ハラスメントは被害妄想ではない!
海外駐在員のセクハラ:ハラスメントの行動を変えろ!
私自身海外駐在員としてアメリカに12年ほど赴任していましたが、やはりセクハラなどのハラスメントに対する危機感が薄い海外駐在員もいました。
そんな人たちの言うことは大体同じで
分かっちゃいるんだけどね・・・
です。
頭ではセクハラやハラスメントはダメだと分かっていても、つい女性にわいせつなことを言ったり何度も飲み会に誘ったり。
海外駐在員は自分の行動がセクハラなどのハラスメントとなり、相手を深く傷つけたり、自分が逮捕されたり強制送還されるなんて夢にも思っていない人が多いです。
そしてこの様な人ほど会社では
・リーダーシップが強く
・統率力があって
・会社の上役から評判が高い
ことが多かったりします。
セクハラやハラスメントになりうる行動は一切するな!
海外駐在員のセクハラ:ハラスメントの変化を感じろ!
日本でもセクハラなどのハラスメントに、悩んでいる人は少なくないと思います。
よってこれは海外に限ったことではありませんが、もうセクハラなどのハラスメントが見逃されるような悪しき時代は終わりました。
・何度もしつこく飲み会に誘う
・飲み会に誘って上司の横に座らせる
・お酌をさせる
・女性にわいせつなことを言う
・日本食があるからと家に誘う
・おいしい日本酒があるからと家に誘う
・悩みの相談を聞くよと家に誘う
・海外の便利情報を教えるよと家に誘う
海外駐在員の立場で部下や立場が弱い人達に対して、上記の行動は全てセクハラに該当するので絶対にやってはいけません。
海外駐在員の中には心当たりがある人も多いと思います。
もしかしたら大昔だったら、セクハラ扱いされなかったかもしれません。
しかし時代はもう変わったのです!
言うことを聞きやすい部下や、日本から来たばかりの留学生などを狙い、相手が断りにくいことを言いことにセクハラなどの犯罪をするような海外駐在員には絶対になってはいけません。
海外駐在員のセクハラ:ハラスメントから身を守る方法
最後にこれから海外で生活する(もしくはすでに生活されている)女性の方に向け、海外駐在員等の男性陣からセクハラなどのハラスメント行為から身を守る方法についてお話しします。
私は今まで12年間のアメリカ海外駐在生活の中で、現地で1人で働く日本人女性の方を20名ほど見てきました。
そして彼女たちの立ち振る舞いを見て、一番良いと思ったセクハラから身を守る方法はこの2つです。
・仲良くしすぎない
・誘われても嫌なら断る
しかしこんな当たり前のことを言っても、実際は話しかけられればそれなりの対応をしなければいけない状況かもしれません。
また誘われたらなんて断って良いか分からない方もいるでしょう。
そんな時におススメする断り方は
試験に向けて勉強しているので忙しい
です。
この断り方は私が海外駐在していた時に、一緒に働いていた女性の方が実際に多用していました。
こう言われると男性陣はしつこく誘いづらくなり、結果セクハラなどのハラスメント行為に遭いづらくなります。
・海外まで勉強しに来ているんだ
・仕事が終わった後も勉強か
・1年中勉強して大変だ
・しつこく誘って邪魔しちゃ悪いな
海外駐在員の方がセクハラやハラスメントの加害者にならない為には、今まで自分が日本でしてきたことをすべて忘れて、本当にしてはいけないことが何なのかを改めて学びなおすことです。
海外でのセクハラやハラスメントの禁止事項については、パワハラやセクハラには要注意!アメリカ駐在員向けハラスメント講座をご覧下さい。
海外駐在員になったからといって、急に大きな態度で仕事をしたり、部下に強引な指示を出したりするようなみっともないことはやめましょう。
そして日本から来たばかりの人や自分の部下たちに、セクハラやハラスメントなどの犯罪行為を行うような海外駐在員には絶対にならないようにしましょう!
ご清聴ありがとうございました(^^)/