こんにちは。アキラです。
私は2019年から家族とフィリピンの地方都市ドゥマゲッティ(ドゥマゲテ)で暮らしていますが、よく言われることの1つが
家族がいるのによくセミリタイアできたね!
です。
確かに既婚者は独身と比べて、セミリタイアのハードルが高いのは何となくイメージできます。
- 貯めるべき金額が多い…
- 失敗したら家族に迷惑が…
- 新しい生活環境が家族の負担に…
上記のようなことを考えると、どうしても既婚者はセミリタイア出来なさそうに思えてしまいます。
しかしいくら独身だからといって、誰もがセミリタイアできる訳では決してありません。
そこで今回は私が実際にセミリタイア生活を4年して分かった、独身が1000万円貯めたらセミリタイアしたらどうなるのか?というテーマでお話します。
こちらのYouTube動画なら既に過去の情報も含め、一度に全部の情報をご覧いただけます。
私のセミリタイアや海外移住に関する体験談や具体的な方法などについては、これから紹介する関連のブログ記事や、下記電子書籍も参照ください。
※発売初日のツイート(ありがとうございます!)
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2023年版:独身1000万円セミリタイアはどうなる?
数年ほど前に同じテーマで情報共有した際、私は「1000万円あれば十分セミリタイアを検討しても良いのでは?」とお話していました。
しかし2023年の現時点では、どうやら雲行きが怪しくなってきています。
もう少し具体的に言うならば
- 急激な物価上昇
- フルリモート業務の奪い合い
- 強烈な円安
といったことが、独身1000万円セミリタイア生活のハードルを、著しく高くしてしまいました。
私が今回お話する独身1000万円セミリタイア生活は、下記の2点が守らなければいけない基本となっています。
- 生活費は月10万円
- 必要額を安定的に稼ぐ
よってここ数年のような急激な変動が起こると、著しく状況が悪化するので要注意です。
詳細については、これから1つずつ詳しく解説しますね。
ここで言っている「必要額」は貯金額や運用利率、生活スタイルによって大きく変わってきます。
例えば1000万円を年利3%で運用するならば、年間30万円=月2万円ほどの収入となるので、毎月8万円(生活費10万円ー2万円)くらいは稼ぐ必要があります。
2023年版:急激な物価上昇とは?
2022年あたりから、世界中で大幅な物価上昇が発生しました。
これは私が住んでいるフィリピンだけでなく、日本やアメリカや他の国々でも同様です。
そして我々セミリタイア組は、「物価が上昇=給与もある程度連動して上昇」ということには残念ながらなりません。
例えば1000万円をギャンブルのような投資ではなく、長期的に安定して3%で運用したとします。
その場合世の中の景気がどうなろうと、3%は3%のままです。
もちろん景気の動向で毎年利益が5%や1%になったりするでしょうが、数十年単位で見れば平均3%という考え方です。
よって我々の運用利益は、会社員のように物価上昇があれば給与も多少なり右肩上がりにはならないのが現実でしょう。
2023年版:フルリモート業務の奪い合いとは?
独身が1000万円でセミリタイアをする場合、毎月必要な金額(上記で試算した額は月8万円)を稼がなければいけません。
そしてこの金額を稼ぐ方法が、今までと同じようないわゆる「毎日出社しつつ責任ある業務が多い正社員」であれば、おそらくセミリタイアしたとは言えないでしょう。
本来セミリタイアしたとなれば、少なからず今までとは違い
日々こころ豊かに暮らせる生活
になるべきです。
よって私はセミリタイア後に、フルリモートで働ける仕事で稼ぐことをオススメしています。
フルリモートだと出社する必要がありませんので、ネット環境さえあればどこでも暮らせるのが魅力です。
しかしこのフルリモート業務ですが、2023年に入ってから手に入りにくくなってきた気がしています。
理由はもちろん人気があり競争倍率が高いということもありますが、そもそも企業側がフルリモートを抑制している動きもあるような気がしています。
またフルリモートの仕事は、私のような早期退職した人の場合、主婦層の方に勝てないケースも多々あるので要注意です。
2023年版:強烈な円安とは?
これは特に私のような海外移住組に言えることですが、日本円を外国の通貨に両替して暮らす場合、為替が大きく影響してくるので注意が必要です。
この為替も先程の物価上昇と同じく、今までと比べて悪い方向になったとしても、(資産運用益などとして)入ってくる金額は決して増えません。
このあたりは下記YouTubeでも解説しているので、ラジオ感覚でチェック下さい。
まとめ:2023年版:独身1000万円セミリタイアはアリ?
2023年版のまとめとしては、よほど今の仕事が辛くて一刻も早く辞めたい状況で無い限り、独身が1000万円でセミリタイアすることはオススメしません。
これは単に「辞めたい!」ということだけではなく、今すぐ早期退職しないとこころが壊れてしまいそうといった、緊急性がある場合だけ実行すべきです。
おそらく独身が1000万円でセミリタイアすると、早期退職後の暮らしは結構大変です。
- 毎月8万円稼がなきゃ!
- 国民年金どうしよう!
- 健康保険どうしよう!
- 病気!有給なんてもう無い!
- 安定した暮らしが懐かしい!
- 会社員生活に戻りたい!!!
上記のようにならない為にも、心にゆとりがあるセミリタイア生活を最初から目指すなら、2000万円以上貯めてから実行することを強くオススメします。
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