こんにちは、アキラ(@akirakaigai_com)です。
以前から「海外に住んで幸せに暮らしましょう!」みたいな話を聞くことがありますが、時に怪しく聞こえてしまうのは私だけでしょうか・・・。
正直「何でそんなに海外生活を進めるの?何か裏があるんじゃないの?」と思ってしまい、少し調べたら語学学校や移住ビザ斡旋業者の勧誘だったりすることは少なくありません。
海外移住すれば明るく楽しいバラ色の未来が手に入るのか?
私は今まで海外生活を15年以上していますが、基本どこに住んでも良いことはありますし苦労もあります。
当たり前ですが海外移住生活が、極楽浄土の楽園では決してないと実感しています。
そこで今回の記事では海外に住んでみたい方に向け、海外移住をすることによって「本当に明るい未来が手に入るのか」についてお話しします。
具体的にはこの記事を読むことで、下記の2点について分かります。
・海外に住んでみたい!海外移住すれば幸せになるウソ
・海外に住んでみたい!国際感覚が身につくホント
それでは早速始めましょう!
目次/Contents
海外に住んでみたい!海外移住すれば幸せになるウソ

お金を有り余るほど持っている方は別ですが、私の様な一般人が海外での生活を検討する場合、安い生活費に魅力を感じている場合が多いと思います。
そこで物価の安い国へ海外移住して暮らせば、日本にいる時と比べて気楽に暮らせて幸せなのか?楽しく明るいバラ色の未来が待っているのか?
私が実際に海外生活を15年以上して分かった事は、海外移住すれば無条件で幸せになれるウソです。
しかし独身はもちろん既婚者家族持ちの方でも「気楽で楽しい」生活は、住む国や都市選びと不労所得に注意すれば可能です。
独身の場合 | 不労所得 月10万無し | 不労所得 月10万有り |
生活費10万円 以上の都市 | ✖ | △ |
生活費10万円 以下の都市 | △ | 〇 |
既婚者子連れ の場合 | 不労所得 月20万無し | 不労所得 月20万有り |
生活費20万円 以上の都市 | ✖ | △ |
生活費20万円 以下の都市 | △ | 〇 |
〇=気楽に働いても生活可
△=気楽に働くだけでは厳しい
✖=通常勤務が必要
※不労所得=貯金切り崩し(逃げ切り型)も可
※通常勤務=毎月の生活費を給与で稼ぐ生活
「気楽で楽しい」の定義
・会社員として働かなくて良い
・収入が無いと生活出来なくなることが無い
「海外に住めば明るい未来が待っているか」は、海外移住する国や都市選びと、不労所得などでどれだけ毎月の生活費を準備出来るかが重要です。
明るい未来は海外移住する国や都市次第
残念なお知らせですが、海外移住は結構大変です。
以前海外に住むなら必須!外国で生活する前に確認すべき最重要4項目とはでお話ししていますが、異文化の中で日本も通じず友人関係や周りの環境がガラッと変わってしまう暮らしになるので、特に初めの頃は辛いと感じるかもしれません。

しかし物価のメリットを最大限に生かせ、また現地人の方と意思疎通も取りやすいる国や都市を選べば、日本よりも快適に過ごせる確率は劇的に上がるでしょう。
私のおススメは下記の条件を満たす場所です。
・英語圏
・独身の生活費は月10万円以内
・既婚者子連れの生活費は月20万円以内
・ネットスピードが最低1M以上
・最低限の治安
具体的な国や都市選び、またその際に大切な確認項目等の詳細については、早期リタイア後は海外移住してセミリタイア生活!初めての国と都市を参照下さい。

明るい未来はどれだけ不労所得があるか次第
例えば独身であれば10万円、既婚子連れの場合は20万円を、毎月何らかの方法で得られなければ生活費が足りなくなってしまうので、残念ながら気楽に働いて暮らすことは出来ません。
気軽に暮らせるのは安定した収入があってこそ可能
もし毎月不労所得が独身であれば10万円、既婚者子連れであれば20万円あれば、節約し続ければ働かなくても日々の生活はしばらく可能でしょう。
しかし生活費が足りなくなる場合や、将来のインフレや税金に向けた対策として、収入が必要になってくることもあると思います。その際にどれだけの金額が不足するのかによって、苦しさが変わり「気楽で楽しい生活」が出来るかが決まります。
セミリタイア数年で貧乏生活に!?インフレ対策と基礎知識について

海外での仕事について知りたい方は、海外移住後の仕事について:事前に知っておきたい仕事の種類と注意点をご覧ください。

海外に住んでみたい!国際感覚が身につくホント

海外移住を検討する理由の1つに、自分自身や子供の英語力や国際感覚を伸ばし、能力アップや収入アップを目指せる点もあると思います。そしてそれはホントです。
海外移住すれば強制的に異文化の下に身を置きますので、確実に考え方や生活習慣、日本の常識と世界の常識の違いなどが身につきます。
海外移住するなら知っておきたい「日本の常識と世界の常識」の差

海外移住で身につく英語力について
海外移住すると英語力は確実に伸びます。
私と妻は海外生活(アメリカとフィリピン)15年以上、子供達もほぼ5年以上は海外で生活していますが、実際の我が子たちの英語力は日本に住んでいた時と比べ、格段に伸びていると断言出来ます。
ただし海外移住すればその分日本語力は落ちます。
海外での日本語教育についてはインターネットなどでも可能ですので、そのようなアプリを使って学習するか、日本から問題集などを入手して勉強しましょう。
海外移住で身につく国際感覚について
海外移住すると英語力以外に、国際的な感覚も身につきます。
国際的な感覚の定義
・日本人以外の人と交流し意見交換(主張)出来る
・異文化の中で実際生活し日本との違いを理解する
・異国及び日本文化の長短所を自分なりに理解する
アメリカやフィリピンの会社や学校では、自分の意見をみんなの前で発表する機会が多々あり、それらは異国人の考え方や文化を身に付けるうえで大変役に立ちます。
そしてこの様な状況下で、英語力だけでなく我々の国際力も日々上昇します。
子供の目から見た海外移住生活について知りたい方は、子供から見たアメリカ生活:親と一緒に海外駐在して良かった?をご覧ください。

語学学校のサイトや移住ビザのサイトでは、当たり前ですが海外移住の素晴らしい面を前面に出しておススメしていることが多いです。それはもちろん正しい情報なのかもしれませんが、実際に海外移住する前に「自分が何故海外移住したいのか」について、今一度考えてみましょう。
そして海外で暮らしても自分なりの明るい未来が見えなければ、不幸になるだけなので止めましょう!この記事の初めでもお話ししましたが、海外移住は結構大変なことも多々あります。
そして逆に明るい未来が見えるのであれば、全力で取り組んで勝ち取りましょう!
私が海外移住した際に行った準備や方法、費用や具体的な詳細について知りたい方は家族で海外移住して分かった具体的な方法や費用とおススメ事前準備を参照下さい。

また私が行ったセミリタイアする為の行動や準備、費用などに興味のある方は、【実践中】早期退職して海外移住!独身や既婚がセミリタイアする方法をご覧下さい。

最後に外国で暮らすならば、事前に必要最低限のコミュニケーションを取れるだけの英会話が出来ると、現地での生活に困ることが少なくラク出来ます。
初めから優れた英語力は必要ありませんが、移住後の苦労を減らしたいのならば、事前にオンライン英会話などで英会話に慣れておきましょう。
勉強法は自分が気に入った方法で良いと思います。
もし特にやってみたい勉強法が無ければ、私が海外移住する方におススメしている方法英語出来ない海外赴任者向け英会話スクール【海外生活16年で判明】をご覧下さい。

ご清聴ありがとうございました(^^)/