セミリタイア

もうどうしても働きたくない!5000万円で家族とリタイアはアリ?

もうどうしても働きたくない!5000万円で家族とリタイアはアリ?

こんにちは、アキラ(@akirakaigai_com)です。

私は2019年に5000万円を貯めて会社をアーリーリタイアし、フィリピンの地方都市で家族4人とセミリタイア生活中です。

そしてこんな生活をしていると、海外移住生活やセミリタイア暮らしの実情について質問を頂く機会が多々あります。

詳細については重複するので家族持ちがセミリタイアして判明!失敗しないお金と生活と教育準備をご覧いただきたいのですが、特に多い質問が下記の3点です。

・必要な生活費やお金の貯め方について
・セミリタイアや海外での生活について
・子供の教育について

以前も「5000万円なんて大金を貯めるまで待てない」と問い合わせ頂いた際は、3000万円で家族とセミリタイアしたいという方に向けて、3000万円でセミリタイア!5000万貯めた場合より苦しくなる事でメリットやデメリットをお話ししました。

独身の方であれば3000万円もあれば十分セミリタイアは可能です。
独身が2000万円でセミリタイア!メリットとデメリットを徹底解説

そして先日今度は「5000万円は何とか貯めるけどその後はもう働きたくない!」という方から相談を頂きました。

そこで今回の記事では、もうどうしても働きたくない方が5000万円で家族とリタイア生活を送ったら、いったいどうなるのかについてお話しします。

具体的にはこの記事を読むことで、下記の3点について分かります。

・セミリタイアとリタイアの違い
・5000万円でリタイアした場合の生活
・結局5000万円でのリタイアはアリか

それでは早速始めましょう!

今回お話しする内容の前提条件は下記の通りとします。

・家族は妻と子供2人
・毎月20万円の生活費
・フィリピンの地方都市に海外移住
・子供の就職後(22歳)生活費2万減
・45歳からセミリタイア生活開始
・仕事はせず収入ゼロ
・学費はフィリピンの大学卒業まで
・1ドル100円で試算
・税金やインフレは試算上加味しない

もうどうしても働きたくない!リタイアと働く必要性

もうどうしても働きたくない!リタイアと働く必要性

リタイアとセミリタイアの違いは、リタイアは完全に働かなくても問題なく暮らせる財力がありますが、セミリタイアは何らかの仕事や収入が無いと生きて行けない点です。

セミリタイアとは何か?本来の意味と似た言葉との違いを徹底解説

そして詳細についてはこれから説明しますが、結論としては5000万円でリタイア生活をすると70歳前後からお金に苦労します

よって私はおススメしません。

というか絶対やめた方が良いと思います。

しかし私が実践している5000万円のセミリタイア生活は可能です。

もうどうしても働きたくない!5000万のリタイア生活

もうどうしても働きたくない!5000万のリタイア生活

5000万円を貯めてリタイア暮らしを始めたら、必要な生活費はどうするのか?

貯金5000万円で月20万円の生活費を捻出し続ける為には、どの様に分散投資するのかがポイントになります。

例えば我が家の場合は5000万円を下記の様に分散しています。

もちろん我が家はセミリタイアなので働くことが条件ですが、もし働くことを辞めてリタイア生活した場合、どうなるのか試算してみます。

投資先 金額
現金 1300万円
インデックス投資
投資信託
ミューチュアルファンド
1900万円
個人年金 1200万円
生命保険 600万円
合計 5000万円

※金額は概算

現金について

まずはリタイア暮らしに必要な、当面の生活費は1300万円の現金から使います。

またセミリタイア生活を始めるにあたり、必要な一時資金(私の場合はフィリピンへの海外移住費用約480万円)もこの現金から捻出します。

フィリピンの海外移住費用について:必要なお金の総額と内訳を大公開

そして例えば45歳からセミリタイア生活を始めた場合、我が家のケースでは1300万円の現金は48歳の途中で全て無くなります。

本人
年齢

年齢

年齢
現金
(万円)
出費
(万円)
1 45 14 4 1300 720
2 46 15 5 580 240
3 47 16 6 340 240
4 48 17 7 100 240
5 49 18 8 -140

※補足
・1年目の出費は720万円
(一時費用480万と生活費240万の合計)
・現金1300万からスタート

・49歳時点でマイナス140万円
(=48歳の6月から生活費が足りなくなる)

1300万円の現金だけでは48歳の5月までしか生活費が賄えない

インデックス投資について

1300万円もの現金が48歳の途中で無くなってしまったら、その後の生活費はこのインデックス投資分から取り崩すことになります。

インデックス投資に振り分けた1900万円を、45歳から年利4%の複利で運用した場合は下記の様な推移になります。

本人
年齢

年齢

年齢
現金
(万円)
出費
(万円)
4%
運用後
1 45 14 4 1900 0 1976
2 46 15 5 1976 0 2055
3 47 16 6 2055 0 2137
4 48 17 7 2137 140 2119

試算上では48歳末時点で1900万円が2119万円になります。
※48歳時点の生活費不足分140万円はマイナス済

そして49歳以降はこの2119万円から、毎月の生活費(月20万円x12ヶ月=年240万円)を引き出すことになります。

本人
年齢

年齢

年齢
現金
(万円)
出費
(万円)
4%
運用後
1 45 14 4 1900 0 1976
2 46 15 5 1976 0 2055
3 47 16 6 2055 0 2137
4 48 17 7 2137 140 2077
5 49 18 8 2077 240 1911
6 50 19 9 1911 240 1737
7 51 20 10 1737 240 1557
8 52 21 11 1557 240 1370
9 53 22 12 1370 240 1175
10 54 23 13 1175 216 998
11 55 24 14 998 216 813
12 56 25 15 813 216 621
13 57 26 16 621 216 421
14 58 27 17 421 216 213
15 59 28 18 213 216 -3

そうすると59歳時点で残金がほぼゼロ(-3万円)になります。

個人年金について

現在私と妻は各々アリアンツという会社の、222 Annuityという商品で個人年金を運用しています。

具体的な説明についてはセミリタイア後の年金について:日米年金制度の良い点とおすすめ商品をご覧いただきたいのですが、概要をまとめると下記の通りとなります。

・各々60歳から約120万円受給開始予定
・死ぬまで受給可能
・受給額は増えるが減らない

この商品はオルタナティブ投資で運用しているので、通常の株式市場の動向に左右されにくく、長期間の運用で安定した利益を確保しやすいのが魅力です。

オルタナティブ投資の詳細については、ウィキペディア代替投資(オルタナティブ投資)とはをご覧下さい。

我が家の場合は、60歳からはこの個人年金で生活費をまかないます。

受給額は私と妻2人分で約240万円ですので、丁度生活費と同額になる予定です。

またなおこの商品は運用益によって毎年受給額が増えます。

例えば我が家の場合、70歳の受給予定額は2人分で約460万円です。

生命保険について

上記でお話しした個人年金の準備が「長生きしてしまうリスクに対する準備」なら、この生命保険は「早死にしてしまった場合のリスクに対する準備」です。

現在私はアメリカ駐在員時代にメットライフの生命保険に加入しており、私が思ったより早く死んでしまっても残された家族に5000万円の保険金が入ります。

またこの生命保険は資産運用型のものですので、現在600万円の運用益で私が死ぬまでの保険料をまかなえる予定です。

【徹底解説】セミリタイアを目指すなら検討すべき資産運用型保険とは

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【徹底解説】セミリタイアを目指すなら検討すべき資産運用型保険とはセミリタイアを目指すなら検討すべき、資産運用型保険について説明した記事です。具体的なメリットは3つありますが、その中でも資産運用がうまくいけば、セミリタイア生活を始めた途中から、保険料を納めなくても良くなる可能性がある点です。今後セミリタイアに向けた保険を準備したい方に読んでもらいたい内容です。...

もうどうしても働きたくない!5000万リタイアはアリ?

もうどうしても働きたくない!5000万リタイアはアリ?

もうどうしても働きたくない方が、5000万円を貯めてリタイア生活をするのは、危険すぎるので残念ながらナシです。

5000万円を貯めて45歳からリタイア生活を始めた場合、上記で説明した通り59歳の時点で現金(1300万円)とインデックス投資(1900万円)のお金が無くなります。

そしてその先にはまだ60歳以降の生活費が必要ですが、60歳の時点で残りは個人年金分の1200万円と生命保険分の600万円しかありません。

私が加入している個人年金や生命保険ならば、60歳以降も月20万円ほどの生活費もまかなえ、私が死亡した場合も家族に5000万円ほど残せるので迷惑をかけることは無いと思います。

しかし私が加入している個人年金や生命保険は、上記でお話しした通りアメリカに住んでいてなおかつ収入がある方でないと購入出来ません

仮に私と同じ個人年金や生命保険に入っていても、毎月20万円の生活費以外にも必要な費用はまだあります。

住む国によっては運用益についてキャピタルゲイン税を支払う必要がありますし、生活費が安い国ならその分インフレの影響も大きくなります。

子供の学費についても、今回の毎月20万円の中にはフィリピンの大学卒業までの費用は含まれていますが、例えば日本の大学に行くとなれば追加出費となります。

これらのことを考えると、やはり5000万円で家族4人リタイア生活をするのは無謀です。

しかし会社員時代の様な激務ではなく

・週2~3日
・1日4時間前後働き
・毎月5万円ほど稼ぐ

ことで、セミリタイア生活を始めることは十分可能です。

これは実際に私が行っているセミリタイア生活に近いものです。

働きつつ不労所得を増やしてリタイアを目指す

5000万円の資産を作り軽く働きながらセミリタイア生活を行うとどうなるか、下記の記事に詳細をまとめましたので興味のある方は是非ご覧下さい。

現在アーリーリタイア中:セミリタイア後の生活費はどうしているの?
※2020年9月7日更新予定

ご清聴ありがとうございました(^^)/

ABOUT ME
Akira
約20年のサラリーマン生活を2019年5月で終え、今後会社員以外のことをして家族4人で生きていこうと決意。 これからは小さな町へ海外移住し、静かに過ごすことを狙っている40代。