こんにちは、アキラ(@akirakaigai_com)です。
これからセミリタイアを目指す方や既に目指し始めている方は、「いったいセミリタイアする為にはいくら必要で、どうやって貯めたらいいんだろう?」と考えたことが誰もが一度はあると思います。
私自身2007年ごろから資産運用を始め、2019年に会社を早期退職してセミリタイア生活を送っていますが、やはり初めのことはいったい「いくら」を「どうやって」資金を準備したらセミリタイア出来るのか全く検討が付きません。
最終的に具体的な必要資金が分かったのは、実際にセミリタイア生活を始めてからでした。
セミリタイアする為に必要な金額や、貯め方は人それぞれです。
独身だったり既婚者だったり、自分の年齢やどのくらい良い暮らしをしたいのか。子供がいたりいなかったり、1人2人それとも3人以上?
そこで今回この記事では、セミリタイアする為に必要な資金額を試算し、また効率的に貯める方法についてお話しします。
具体的には下記の3点について、私の体験談も踏まえて詳しくお話しします。
・セミリタイア後の目標で変わる必要資金額
・セミリタイアする為の資金を貯める方法
それでは早速始めましょう!
目次/Contents
セミリタイア後の目標で変わる必要な資金額

私の場合(家族持ち子供2人)、セミリタイアする為に必要な資金は5000万円でした。
この金額は「毎月の生活費がいくらなのか(例:月20万円)」を始めにはっきりさせ、次に「資産運用で毎年いくら利益を得られるのか」試算し我が家の貯金額予定表Ver2を使って算出した額です。
独身の方がセミリタイア生活を送る為に必要な資金は、早期リタイア後にどのくらいゆとりを持った生活をするのかで大きく変わります。
最低でも数年分の生活費となる300万円前後は必要となり、1000万円貯めてからセミリタイア生活を始めれば、8年前後は働く必要が無く新しい収入源を作る作業に集中出来ます。
詳細については独身の方向けの、下記の2記事を参照下さい。
独身が本気で早期リタイアとセミリタイア生活を目指す方法:準備編

独身が1000万円でセミリタイア!メリットとデメリットを徹底解説

なかなか分かりづらいかもしれませんので、私の場合を例として説明します。
・毎月の生活費は20万円
【体験談】フィリピンの生活費はいくら?独身や家族持ち向け現地情報
・5000万円を分散投資
5000万円を分散投資して家族とセミリタイア生活する方法
・60歳以降は個人年金で暮らす
セミリタイア後の年金について:日米年金制度の良い点とおすすめ商品
これが私のセミリタイア大計画です。
毎月の生活費は20万円ですので、年間240万円。
5000万円のうち3000万円を年利4%で運用すれば、60歳過ぎで無くなります。
具体的な計算結果について知りたい方は3000万円でセミリタイア生活:その早期リタイアは失敗確定!?を参照下さい。
そして60歳以降は準備した個人年金で生活します。
私が作った簡単なエクセル計算表我が家の貯金額予定表Ver2を使いたい方は、ご自由にダウンロード下さい。
またセミリタイア後に必要な資金を算出する場合、自分が最終的にどうなりたいのか目標を明確にする必要があります。
目標が不明確だと今後自分が何をするべきなのか、それを達成する為にいくら必要なのかゴールが見えないので、必要な資金額を計算出来ません。
目標が大まかすぎると試算出来ない資金額
自分の最終目標を決める場合、あまり大まかすぎる目標はよくありません。
・定年までにとりあえず一億円貯めたい
・定年したら何か好きなことをしたい
根拠や期日が明確でないと、実現する為に「何をいつまでにやるのか」スケジュールを立てづらくなります。
セミリタイア成功の秘訣は明確な目標設定
将来の最終目標を決めるうえで、少なくとも下記項目を埋められるようにしましょう。
確認項目 | 自分なりの答え(例) |
①何を | 1億円貯めたい |
②誰が | 私と家族 |
③なぜ | 早期退職して家族と楽しく生活 |
④どこで | 家族と楽しく生活出来る場所 |
⑤いつ | 50歳までに |
⑥どのように | 自分の資産を効率よく運用して |
これで初めて下記のような具体的な質問が生まれ、これらにこたえる形で自分がセミリタイアする為に必要な資金を試算することが出来ます。
今後検証する内容
・今後1億円を50歳までに貯める方法
検証する前に自分の目標の再検証が必要
・家族と楽しく暮らすのに1億円は適正か
アーリーリタイアとセミリタイア生活:貯金すべき資産は1億円のウソ
・50歳以降に一番幸せに暮らせる場所は
早期リタイア後は海外移住してセミリタイア生活!初めての国と都市
・現実的に50歳までに1億円貯められるか
独身や既婚が5000万円貯金して確実にセミリタイアする方法
すでに自分が持っている資金を明確にする
そしてこの時点で自分がすでに持っている、セミリタイアに使える資金があるのかについても確認しましょう。
セミリタイアに使える資金とは、少なくとも数年分の生活費は対象外で、無くなっても困らない(もちろんなくなったらショックですが・・・)資産のことです。
ちなみに私の場合は、銀行の定期預金200万円前後でした。
セミリタイアする為に必要な資金額を試算
セミリタイアする為の目標を明確にしたら、いよいよすでに自分が持っている資金をどう増やすのか計算出来ます。
・自分や家族の年齢
・すでに持っている初期投資額
・毎月追加投資する金額
・毎年想定される運用利率(%)
上記が分かればシミュレーション可能です。
私が試算した内容について知りたい方は、セミリタイアを目指すなら利用すべき資産運用のメリットや福利の力をご覧下さい。
シミュレーションをする際に、私がいつも使っている簡易エクセル計算表も無料でダウンロード出来ます。必要であれば活用下さい。
例えば上記の記事には
・100万円を
・30年間
・毎月5万円追加投資して
・0.5%と3%で運用した場合の比較
の実例が書いてあります。
セミリタイアする為の資金を貯める方法
ここでは自分がどのような方法で、セミリタイアする為の資金を貯めるのか考えます。
まずはどのような選択肢があるのか明確にしてから、自分に合ったものを選びましょう。
資金を増やす方法は?投資先を確認
資産運用初心者の方が活用する、代表的な資産運用先は下記の通りです。
類種 |
1.銀行等に貯金、定期預金 |
2.株式投資 |
3.FX、先物取引 |
4.投資信託 ファンド |
5.不動産購入 アパート経営 |
セミリタイア向けの資産運用方法はどれ?
セミリタイア向けの資金となれば、ギャンブル的な手法ではなく着実に大けがせずに増やしていきたいものです。
そこでまずはこれら5点について、多くの方が感じそうな第一印象をまとめてみました。
類種 | 一般的な第一印象? |
1.銀行等に貯金 定期預金 | 金利がとても低い 大きく増えない |
2.株式投資 | 勉強しないと損しそう |
3.FX、先物取引 | 勉強しないと損しそう |
4.投資信託 ファンド | 定期預金と同じイメージ 手数料がデメリットかも |
5.不動産 アパート | 物件管理は面白そう 維持費や税金が高そう |
そして各々の詳細を確認した結果、私が実際に行うことにした投資先は4.の投資信託です。
類種 | 自分なりに調べた後の結論 | 評価 |
1. 銀行に貯金 定期預金 | やはり金利が低い これでは目標達成不可 | ✖ |
2. 株式投資 | トライしたが失敗した | △ |
3. FX 先物取引 | 勉強しないと大きく損しそう | ✖ |
4. 投資信託 ファンド | ・プロに運用を任せ ・自分は定期的に追加投資し ・継続すれば大丈夫そう ・仕事にも集中出来る | 〇 |
5. 不動産 アパート | 今後アパート需要は不明確 | ✖ |
つまり私の結論は
忙しいサラリーマンや自分で勉強することが難しい人には投資信託(ミューチュアルファンド)がおすすめ
です。
実際私が資産運用しているポートフォリオは、この投資信託で資産運用し早期退職&セミリタイア成功【中身と実績】に書いてありますので興味のある方はご覧ください。
なぜ投資信託がおすすめなのか
私がファンド(投資信託)をお勧めする理由は、他の投資と違い自分が毎日資産運用に時間をかける必要が少ないからです。
実際私もサラリーマン時代は朝から晩まで仕事をしていることが多く、家に帰ってからとか休日ではとても勉強する気にはなれませんでした。
自己啓発の本などでは、「時間はある!家に帰って携帯でゲームやYou tubeを見ている時間があれば、勉強しよう!!」とありますが、自分に甘い私には無理でした。
一度自分で決めた投資信託を設定してしまえば、あとは運用はプロに任せ我々は毎月積立投資していくだけで無理なく続けられます。
セミリタイアする為に必要な資金は人それぞれです。私の場合は(アラフォー家族持ち子供2人)は5000万円でした。
本気でセミリタイアを目指すのであれば、まずは自分(や家族)が将来どうなりたいのか具体的な目標を立てて、その目標を達成出来る資金を貯める資産運用を行いましょう。
具体的な試算運用方法について知りたい方は、セミリタイア希望者向け:知っておきたい資産運用の基本と考え方も参照下さい。
ご清聴ありがとうございました(^^)/